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エピソード

南極の土はルピア色?

『宗谷』が南極に到着して2、3日した頃、「南極の土はルピア色」との電信が入りました。電信記号では‘ル’と‘セ’は非常に似ているため、セピア色の間違いを多くのマスコミがそのまま報道してしまいました。
しかし、この報道は関係する専門家が待ち望んでいたニュースでした。基地の建設地は氷上になるか、雪上か、岩盤かは行ってみなければ分からない状態で、建物の基礎については3通りの準備を進めていたのです。その中で一番安全な岩盤上を意味するこの報道で、多くの専門家が安心したのでした。

南極の土はルピア色?

危険につきペンギンは立ち入り禁止

氷上で作業をしていると、連日150羽程のペンギンが見物に集まって来ました。1m位まで近づいて終日飽きもせず眺めているのです。ヘリコプターだけは恐ろしいらしく、着陸しようとすると逃げ出します。危ないので誰かがロープを張り、「危険につきペンギンは立入り禁止」の札をぶら下げました。隊員達は大笑いで、作業が多いにはかどったそうです。

パネルの曲げ剛性(風や雪に対する強さ)

恐怖の寝返り

基地建設中は居住棟ではなく、できたての別の建物で寝ることもありました。中でも飯場棟は倉庫目的のため、断熱も暖房もなく、室内気温は外気温と変わらない寒さ。寝るといってもヤッケを脱ぐだけで、防寒衣は来たまま二重の寝袋に顔だけを出した、みのむし状態です。寝台も物置棚で手すりもなく、寝返りをうつと手も足も寝袋から出ない状態で地面にたたきつけられてしまうのです。事実2人ほどこの恐怖の体験を味わいました。しかも唯一寝袋から出ていた顔を見ると・・・寒さのあまり眉毛が凍っていたそうです。