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竹中工務店

ダイキン オー・ド・シエル蓼科セミナーハウス

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設計担当者の想い

山本 拓治竹中工務店 大阪本店 設計部

「蓼科の豊かな自然にふさわしい、特別な建物を自分たちの手でつくりたい」というお客様の強い想いをうけて、私たちは作業所の協力を得ながら、お客様とのワークショップスタイルで設計作業をすすめました。設計着手から竣工間際まで、美しくも厳しい現地の環境と粘り強く向きあったことで、お客様に満足して頂ける建物を完成させることができたと思います。

プロジェクト概要

建築地 長野県茅野市北山4035-2
建築主 ダイキン工業(株)
設計施工 竹中工務店
建築面積 2,072㎡
延床面積 4,843㎡
構造/階数 RC,S/B2,F2
工期 2013.5~2014.5

既存樹木を活かしたアプローチ

既存の社員用保養所(1991年竣工、当社施工)と道を挟んで建つ、研修所+ゲストハウスの計画です。敷地は八ヶ岳連峰の蓼科山麓にある、素晴らしい自然に恵まれた避暑地・スキーリゾートとしても人気の場所です。

別荘地の曲がりくねった山道を奥まで行きつくと、緑に埋もれた建築群が現れます。現地の標高は約1,500mで、冬季は零下20度まで下がることもあり、断熱サッシ・床下空調・融雪装置などの極寒地対策を講じました。

原生林に埋もれる

サワラ・シラカバ・ミズナラ・カラマツなどといった樹種が混在する、30度以上の勾配がある斜面の原生林は、地表を岩や苔で覆われ、伏流水や湧き水を抱いています。「森の集落」というコンセプトに基づいて、この自然環境になじむように、建物ボリュームを分節し挿入しました。また既存の植生を最大限保存するために、建物基礎をできるだけコンパクトに設計しました。

風景を切りとる

分節配置された建物の開口部や隙間から、場所ごとに特徴の異なる風景を切りとりました。なかでもエントランスロビーは、サワラの原生林を1枚の絵のように見せています。

ホワイエと研修室

研修室は同時通訳ブースを備え、社内研修のほか、国際会議にも対応可能です。また、利用者の感性を刺激するよう、内外部各所にアートを数多く配置しました。

全室異なるスイートルーム

ゲストルームは全てスイート仕様とし、それぞれの窓から見える風景に対応する異なったテーマに基づき、インテリア・家具・アートに趣向を凝らしています。

ゲスト共用部

研修棟とゲスト棟をつなぐ渡り廊下には湧水を活かした渓流を演出し、最上階のゲストラウンジには開閉式トップライトを設けました。室内からも渓流のせせらぎや星々のかがやきを愉(たの)しめるようにすることで、自然環境との一体化を狙い、非日常的な体験を創出しています。