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サステナブル社会の構築に向けて

当社の責務

東日本大震災以来、たびたび被災地を訪問し、「福島第一原子力発電所カバリング工事作業所」にも赴きました。被災地では、いまなお多くの方々が大変厳しい生活を余儀なくされております。私たちは、復旧・復興に向けた取り組みを着実に遂行し、地震や津波、台風や集中豪雨といった自然の脅威から人々の生活や経済活動を守り、より豊かで明るく暮らせるサステナブルな社会を実現するという使命を担っていることを再認識いたしました。
当社は建築の全ての工程で「ものづくり」を大切にし、携わった建物を「作品」と呼んでいます。「最良の作品を世に遺し、社会に貢献する」という経営理念、「正道を履み、信義を重んじ堅実なるべし」を冒頭に掲げる社是のもと、創立以来、時代や社会が要請する建築を提供してきました。今後とも私たちは、大震災からの復旧・復興に尽力することは言うまでもなく、人々がより安全に安心して暮らすための街づくりに、最良の技術を提供することによって、CSR(社会的責任)を果たしていきたいと思います。

環境との共生

本年は、「環境基本法」が公布されてから20年となります。「人類の存続の基盤である環境が将来にわたって維持されるように」との基本理念で制定されたこの法律から、循環型社会形成や生物多様性などの様々な方策がとられています。社会が大きく変化するなかで、私たちが考える「最良の作品」とは、環境と調和し、社会の持続的発展に貢献するものでなければならないと考えています。私たちはこれまでに、建物運用時の省エネルギーを実現する環境配慮設計や施工時のCO2排出削減、スマートコミュニティ関連技術などの革新に力を入れてきました。
「人と自然をつなぐ」を環境メッセージとして掲げ、2050年に向けて制定した環境への取り組みの方向性や長期目標をもとに、ゼロカーボン建築からカーボンニュートラルな都市の実現を目指した活動をステークホルダーとともに推進していきたいと考えています。

取締役会長 CEO 竹中統一

復興街づくりによる社会貢献

東日本大震災からの復興への街づくりにおいて、当社は甚大な被害を受けた地域で、復旧・復興プロジェクトに積極的にかかわっています。本レポートの特集で紹介されている「こどもと築く復興まちづくり」などがその一例です。これからの街づくりの中心的テーマは街の「持続可能性」であり、地域の特色を生かすこと、住まわれている方々の意思を的確に反映していくことが極めて重要になってきています。社会の多様な価値観や課題に、当社が培ってきた専門性を生かして社会に貢献していきたいと考えています。

社会・地域・お客さまとともに

時代とともに変化するお客様の期待に応えるために、社員一人ひとりの能力を発揮できる多様な機会をつくり、新たな発想と実行力で新しい価値を生み出していきたいと考えています。竹中技術実務研修センター「想(おもい)」を協力会社や学生、インターンの人材育成に幅広く活用し、先達から引き継いできた「棟梁精神」を次世代へと伝えるとともに、竹中優良職長制度の運用を通して、協力会社における技能の伝承を支援しています。また、建築の歴史と文化を継承し、社会に伝えていく活動にも3つの公益財団法人の活動を通して、積極的に取り組んでいます。東京の「GALLERY A4(ギャラリーエークワッド)」と、神戸の「竹中大工道具館」から建築文化の情報を発信するとともに、「竹中育英会」によって、学生の奨学支援及び建築研究を助成しています。こうした活動が社会・地域の発展につながっていくことを願っています。

環境への取り組みをCSR推進活動とともに総合的に推進するために、本年3月に本社の地球環境室をCSR推進部に統合いたしました。今後も建築を通して社会に貢献するとともに、環境共生、社会貢献、安全・安心、人づくりなどの「想い」をかたちにしていきたいと考えています。

「竹中サステナビリティレポート2013」では、経営理念に基づいた「サステナブル社会の実現を目指す当社の想いと取り組み」を報告しています。より多くの皆様にご理解いただくとともに、心の通ったコミュニケーションを交わす機会が得られるように祈念します。

取締役社長 COO 宮下正裕