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建物価値の向上

建物は私たちの生命や財産を守る器であり、また、時代とともに社会的資産に変化していきます。そのため、建物のライフサイクルを通してお客様をサポートし、社会的資産としての価値を持続させ更に高めていくことが重要だと考えています。
当社は社会環境の変化を捉え、建物に必要とされる改善提案を行い、お客様の課題解決に対応し、多くの建物の魅力再生を実現しています。

空港機能を止めることなく魅力再生を実現しました
―東京国際空港(羽田空港)第1旅客ターミナル(東京)―

竣工後16年経過している東京国際空港第1旅客ターミナル出発ロビーに対して、第2旅客ターミナルと同等のサービスレベルの確保、経年劣化対策、省エネ性能向上を目的とした改修工事を行いました。
出発ロビーの暗い空間イメージを払拭しつつ省エネルギー性を向上させるためにトップライトを増設し、自然光をロビー空間全体に導入しました。東日本大震災後の節電対策にも合致し、トップライトによる採光のみで照度を十分確保できようになりました。その他にも、巨大な吹き抜け空間の中で、店舗部分の誘導サインや時計などのデザイン要素を整理し、店舗の視認性向上を図りました。また、早朝から深夜まで旅客の絶えない厳しい条件下で、利用者の動線と安全性を十分確保した施工計画とし、空港の運営機能を止めることなく資産価値向上を実現しました。

東京国際空港第一旅客ターミナル(改修前)

東京国際空港第一旅客ターミナル(改修前)

東京国際空港第一旅客ターミナル(改修後)

東京国際空港第一旅客ターミナル(改修後)
※改修工事は当社設計・施工

歴史的建造物をハウスウェディングとして保存再生しました
―ノバレーゼ「ジェームス邸」(兵庫)―

神戸市垂水区の通称ジェームス山と呼ばれる地域、その最南端の瀬戸内海を一望する高台に位置する「ジェームス邸」は、イギリス人貿易商が地域一帯を外国人居留地として開発し、1934年に自邸として建築したスパニッシュスタイルの壮大な邸宅です。1961年に大手家電メーカーの創業者が引き継ぎ自邸として利用、後に迎賓館「望淡閣」として活用されていました。しかし、この地域は住宅用途以外での使用は制限されているため、広大な庭園と歴史的建造物を維持・存続させる事業スキーム構築は困難でしたが、既存建物に防災・耐 震改修を施し神戸市の文化財指定を受け、地域住民の同意などの手続きを経てチャペルとバンケットを新築することができました。こうして「ジェームス邸」は、2012年12月、ハウスウェディングのゲストハウス(平日はレストラン)として新たな活用が始まりました。

本館と新築されたバンケット棟

本館と新築されたバンケット棟

新築された海を望むチャペル

新築された海を望むチャペル

お客様からの評価
良き縁のバトンを引き継ぐ

この保存再生事業を竹中工務店さんから提案された当初、実現は無理ではないかという印象をもちました。ただ、当社が着目する邸 宅風の「ゲストハウス」と呼ぶ式場運営に最適だという認識もあり、実際に現地を訪れこの事業への参加を即決しました。しかし、周 囲は住宅地としての用途制限がありかなりハードルは高く実現に至るまで半信半疑でした。貴重な建物を文化財として遺すことは簡単なことではなく、多くの方々の想いや情熱、設計や技術の総合力、そして縁がなければ成立しえない奇跡ともいえるものです。
私たちの目指す式場運営の理念を重ね、この良き縁のバトンを引き継ぎ、地域で広く愛される施設として末永く守っていければと思います。

株式会社ノバレーゼ
代表取締役社長
浅田 剛治様