杏林大学医学部付属病院外来棟


「開かれた病院」を表現する円弧状のガラスのファサード

杏林大学医学部付属病院の建替計画は、既存建物の老朽化、面積不足、耐震性等の課題に伴い着手され、このたび、新外来棟が完成した。先進医療および防災拠点として再整備を図り、「人と街にやさしい病院」をテーマに、地球に開かれた快適な医療環境の創出を目指している。

建物は、武蔵野の面影の残る医学部キャンパスの北東部分に位置し、宅地開発が進む周辺環境に対して自然の潤いを残すべく、街路沿いに緑の連続する外部空間を演出した。
既存建物、新外来棟、新病棟(今春着工、2000年秋の竣工予定)を回廊状に配置、中庭を 「いこいの場」として計画した。また北側道路に沿ってオープンスペースを設け、緑の連続するアプローチ空間とし、東側道路に沿った円弧状の形態は「開かれた病院」を表現し、周辺との調和を図った。

新外来棟と各建物は地下一階レベルで連結され、回遊動線を確保している。各階の待合ホールは円弧状部分に配置され、自然光に包まれた快適な空間である。

また複数の建物を同時に免震する国内初の人工地盤免震を採用。階数の異なる新外来棟と新病棟(2期工事)を、免震装置を施した人工基盤(地下1階)で一体化することにより、災害時の医療防災機能を一段と高めている。

建築主 (学)杏林学園
所在地 東京都三鷹市新川6-20-2
設計施工 (株)竹中工務店(建築), 三機工業(株)(設備)
構造 鉄骨鉄筋コンクリート造(免震構造)
階数 地上10階,地下2階
延床面積 24,214m2
自然光に包まれた明るい待合いホール

見晴らしのよい最上階レストラン


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