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ビッグアイは大分スポーツ公園の中核施設として、サッカー世界一を決める2002年の大会の会場となるばかりでなく、2008年国民体育大会の会場や様々なスポーツ、コンサート、多様なイベントなど多目的利用可能な開閉式屋根を持つスタジアムである。
形状は球面の一部が地上に現れているというユニークなもの。幾何学的でシンプルな形態は、周囲の高尾山公園から連なる緑豊かな丘陵地の自然環境にとけ込んでいる。
その屋根は球面状の2層構造で、下層は剣道の防具面のような骨組みをもつ立体アーチ架構の固定屋根、上層は半月状の2枚の可動屋根。全開時、移動時、全閉時においても屋根は球体を維持しており、このような屋根は大空間構造物ではこれまでに例がない。この世界最大級の可動屋根は固定屋根の上を約20分間でスライドし、ちょうど眼のカーブに沿って瞼が開いたように見えることから"ビッグアイ"と名付けられた。
可動屋根は従来の2倍の透光率を持つテフロン膜が使用され、曇天時の閉鎖時でもフィールドの照度が確保でき、昼間人工照明が不要であることからランニングコストの低減が実現した。
また、屋根と座席の間には通風のためのスリットが設けられ、夏期の客席の快適性とともに周囲の風景が視野に入ることで閉鎖性を感じさせない設計となっている。
スタジアムのアリーナは、陸上競技のトラックを備える計画だが、サッカー試合の際にはここに9000席の可動席が設置され、見やすさと臨場感を確保している。ピッチの天然芝にはアンダーヒーティングシステムを採用。陸上競技部分は2期工事となっていて、ブルーを基調とする斬新なトラックが出現する予定である。
さらに屋根のアーチフレームには走行カメラが設置されており、新しいアングルの映像を世界に提供するだろう。
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