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「超高強度・高性能コンクリートの技術開発」が、「2011年日本建築学会賞(技術)」を受賞

~コンクリートの流動性、耐火性、靭性を高める技術で、超高層建物に対応した点が評価~

リリース
2011年5月30日
株式会社竹中工務店

竹中工務店(社長:竹中統一)は、設計基準強度150~200N/㎟の圧縮強度に、高耐火性、高靭性を兼ね備えた「超高強度・高性能コンクリート」を開発、実用化してきました。このたび、これまでの成果をまとめた「超高強度・高性能コンクリートの技術開発」が「2011年日本建築学会賞(技術)」(主催:社団法人日本建築学会)に選ばれました。
本技術は,コンクリートの高強度化と同時に、超高強度化に伴って生じる新たな課題を克服する革新性の高いものであり、RC造建築のさらなる超高層化の実現や地震や火災などの災害に対し、これまで以上に高い水準で安全・安心を提供できる点で極めて有用性が高いと評価されました。
表彰式は、2011年5月30日に行われます。

表彰対象の概要

近年、さらなる超高層化やより広く自由度の高い空間を得るため、柱を細くすることや大スパン化のニーズが高まっています。これらに対応するためにはコンクリートの高強度化が有効となりますが、超高強度コンクリートには、①コンクリートの粘性が増大し、適切な施工性を確保するのが難しい、②火災時の爆裂抑制が従来の有機繊維による対策では不十分、③コンクリートの破壊挙動が脆性的になり、地震時にかぶりコンクリートが損傷し、剥離、飛散するといった課題がありました。
当社では、以上の課題に対し

1. 極めて小さい水セメント比で高い流動性を確保するよう、水セメント比10%程度まで練り混ぜ可能な分散性の極めて高い超高性能減水剤の開発
2. 高い耐火性を確保するため、有機繊維と鋼繊維を同時に混ぜるハイブリッド化した爆裂防止技術の開発
3. 高引張強度を有する鋼繊維での補強により、かぶりコンクリートの損傷、飛散を防止する高靭性化技術の開発

を図り、設計基準強度150~200N/㎟の超高強度・高性能コンクリートを実現しました。これによりRC造やCFT造(コンクリート充填鋼管構造)などの超高層建物に適用を可能にした点が評価されました。

150N/mm2コンクリートの施工例

■日本建築学会賞とは…

社団法人日本建築学会が設けている国内で最も権威のある建築の賞で、日本国内における建築・建設分野で功績をあげた個人・団体を称え授与される。