「2012年 日本建築学会賞(業績)」受賞
~TMDを用いた鉄骨造建物の各種床振動制御技術の開発・普及など評価~
2012年4月27日
株式会社竹中工務店
竹中工務店(社長:竹中統一)は、制振装置であるTMD「Tuned Mass Damper」を用いて、鉄骨造建物の各種床振動制御技術の開発・普及と、制振効果を活かした建築作品群の創出が評価され、4月11日に発表された2012年「日本建築学会賞」の業績部門(近年中に完成した学術・技術・芸術などの進歩に寄与する優れた業績に贈られる)を受賞しました。
これまで鉄骨造の事務所ビルなどの建物では、フレキシビリティの高い無柱の大空間とするため長大スパン化のニーズが強く、床構造体では歩行時床振動の制御が構造設計者の重要な課題となっていました。
当社は、1985 年から1990 年にかけて大スパン床用、歩道橋・階段用のTMD を開発し、2000 年以降は、建物が建設された後に様々な原因で生じる床の振動障害に対応できるよう、OA フロアなどの二重床下に設置できる薄型のTMDを開発しました。当社は、開発したTMDを用いて、大スパンの事務所建築や高層ビル間をつなぐ鉄骨造の連絡橋など130件を超える多数の建築作品を創出しました。この技術は当社のみならず幅広く建物に適用されており、一連の開発、作品創出と普及活動が評価されました。
■受賞理由(抜粋)
床構造体の振動減衰性能をTMD によって向上させる床制振対策技術の開発に先駆的な役割を果たすとともに、制振技術とデザインを融合した新しい設計技術を確立し、美しさと機能を両立させた社会資本の創出・普及に貢献したことは高く評価できる。
■日本建築学会賞とは
社団法人日本建築学会が設けている国内で最も権威のある建築の賞で、日本国内における建築・建設分野で功績をあげた個人・団体を称え授与される。
当社は今後もTMDを用いたより良い居住性、快適性を確保した魅力ある建築作品を創出できるよう、一層の努力を重ねていきます。
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