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「(新設)バイオクリーン・バイオセーフティ実験施設」の機能・仕様を
「第28回インターフェックスジャパン」で公開

~オープンイノベーションに向けた研究拠点を~

リリース

2015年6月26日
株式会社竹中工務店

竹中工務店(社長:宮下正裕)は、本年10月の竣工に向けて当社技術研究所内(千葉県印西市)に構築している、再生医療・創薬分野の研究拠点「バイオクリーン※1・バイオセーフティ実験施設」の機能・仕様を7月1日(水)~3日(金)に東京ビッグサイトで開催される「第28回インターフェックスジャパン」にて公開します。


政府が成長戦略の柱と位置付ける再生医療・創薬分野の関連施設では、研究・製造環境をより高度に制御する技術が求められます。
当研究拠点は、GMP基準だけでなくWHO(世界保健機構)の「実験室バイオセーフティ指針」で求められる要素技術を盛り込み、必要な施設環境や運用方法のシミュレーション結果を検証し課題解決を行うことを目的としています。また、安全な物質や微生物を模擬的に使って、施設の計画・運用、微生物等の取扱いに関する操作手順を評価することができます。
今後は、大学・研究機関・製薬会社及び医療・製薬機器メーカーとのオープンイノベーションにより、技術・産業の発展に貢献していきます。
なお、インターフェックス展示ブースでは、当社独自のビジュアルシミュレーター「visiMax®」を用いて一部機能を3D(3次元) 映像で疑似的に体験頂けます。

施設概要

場 所 竹中技術研究所(千葉県印西市大塚1-5-1)
建築規模 既存実験施設の一部を改修(地下1階、地上2階)
延床面積 約600m2
竣工予定 2015年10月

当施設の機能

再生医療・創薬分野の施設では、実験室に菌を持ち込まない、実験室から外に菌を持ち出さない、必要に応じて室内を除染できる環境が必要です。特に、高度なバイオセーフティに対応するためには気密性能、封じ込め性能が重要となります。当社の建設する研究拠点では、こうした要件を徹底的に検証し、最適な施設環境・施設運用の総合的なソリューションを提供するために、以下のような評価・検証機能を備えています。

1.フレキシブルに空間差圧を制御できる

様々な施設環境を再現し、空間差圧制御に関する安全性・省エネ性を検証します。菌の持ち込みや持ち出しを無くすには、部屋の圧力管理と気流の管理が重要になります。菌を持ち込まず、無菌環境を維持する為には外部と比べて常に圧力を高く(陽圧管理)、菌を持ち出さない為には外部と比べて常に圧力を低く(陰圧管理)保つよう、圧力差を設定します。


クリーン化のための陽圧管理

クリーン化のための陽圧管理

封じ込めのための陰圧管理

封じ込めのための陰圧管理

2.様々な気流性状、空調条件が設定できる

層流・乱流方式や給排気の位置が変更可能で、様々な気流・温熱環境条件を実際に確認できます。最適な実験室環境を再現する為に、環境条件の制御による模擬実証が可能です。

3.気密性能が評価できる

部位ごとの気密施工の性能比較や気密性能の変化に関する評価を行います。バイオセーフティに対応する為、上記の圧力と気流の流れの管理に加え、建築や設備の内装材の目に見えないような隙間を評価します。

4.気流や粒子の挙動が見える

気流や粒子の動きを可視化し、解析します。安全な模擬紛体や菌を用いた封じ込め性能の評価も行います。

5.滅菌・除染の評価ができる

過酸化水素等による除染実験が可能で、殺菌効果や建材への腐食影響を評価します。

上記機能のもと、実際の施設動線を模擬する多くの実験室を設けて、それぞれの実験室の圧力差を設定し、施設環境の最適化シミュレーションを行います。

※1 バイオクリーン:高性能のフィルターで空気を清浄化して、塵埃に加えて微生物(真菌、細菌、ウイルス)を排除して、室内汚染を防止する技術のことで、薬品、食品工場や病院で利用される部屋を、バイオロジカルクリーンルーム(BCR)と呼びます。