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「ECM(エネルギー・CO2ミニマム)コンクリート」地盤改良「ECMソイル」の適用が20件を突破

適用プロジェクトにおけるCO2排出を計5,000t以上削減

リリース

2017年10月24日
株式会社竹中工務店

竹中工務店(社長:宮下正裕)は、「ECMコンクリート®」および地盤改良「ECMソイル®」を2014年に開発(※1)しプロジェクトに適用してきました。このたび本工法の適用件数が計20件を突破し、コンクリートの使用量は17,000m3、地盤改良セメントの使用量は10,000tを越えました。
本工法は、材料製造時のエネルギー消費量とCO2排出量を大幅に削減するものです。これまでのCO2削減量は計5,300tに達しました。
当技術は、材料由来のCO2排出量を大きく削減することにより、低炭素型のまちづくりに貢献できる技術として期待されています。今後、都内大型プロジェクトへ大量適用を予定しており、当技術の適用拡大に取り組んでいきます。

「ECMコンクリート」、「ECMソイル」は、株式会社竹中工務店の登録商標で、特許登録済です
※1 「ECMコンクリート」は、国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の省エネルギー革新技術開発事業(平成23年度~平成25年度)の助成事業者である当社と、鹿島建設株式会社、日鉄住金高炉セメント株式会社、株式会社デイ・シイ、およびその共同研究先である国立大学法人東京工業大学、太平洋セメント株式会社、日鉄住金セメント株式会社、竹本油脂株式会社の共同開発。
ECMソイルは、同NEDOプロジェクトを通じて当社と竹本油脂株式会社の共同開発。

技術概要

コンクリートの主要な材料であるセメント(普通ポルトランドセメント)は、製造時に石灰石などの原料を高温で焼成するため、多くのエネルギーを必要とするほか、大量のCO2が発生します。セメントの製造にかかるCO2排出量は我が国全体の3%強を占めており、このセメントを使って大量のコンクリートを使用している建設業界にとって、コンクリート施工に係る低炭素化は極めて重要な課題といえます。
本工法はセメントの6~7割を、鉄鋼製造の副産物であり製造プロセスで焼成が不要な高炉スラグの微粉末に置き換えることで、セメント製造時のエネルギー消費量とCO2排出量を大幅に削減するものです。
ECMコンクリートはCO2削減率約60%(普通ポルトランドセメント比)で、主に基礎・耐圧盤・場所打ちコンクリート杭としてこれまで計14件があります。セメントミルクに土を混ぜた地盤改良ECMソイルはCO2削減率約30%(高炉セメントB種比)で、これまで計14件の適用実績があります。

適用事例

当社グループ会社のTAKイーヴァック敷地内に建設した「㈱巴商会新砂水素ステーション」においては、「ECMコンクリート」を初めて地上および地下躯体の全躯体に、および「ECMソイル」を地盤改良の全てに適用し、建物全体で総計140t以上のCO2を削減しました。(コンクリート71t、地盤改良72t)

㈱巴商会新砂水素ステーション

㈱巴商会新砂水素ステーション

ECMコンクリート・ECMソイル 受賞歴

賞名 受賞年度 主催者
平成27年度 地球温暖化防止活動 環境大臣賞
(技術開発・製品化部門)
2015年 環境省
第25回 地球環境大賞 日本経済団体連合会会長賞 2016年 フジサンケイグループ
平成28年度 「環境賞」優秀賞 2016年 国立環境研究所、日刊工業新聞社
平成28年度 国土技術開発賞 入賞 2016年 国土技術研究センター、沿岸技術研究センター
2016年度 日経地球環境技術賞 優秀賞 2016年 日本経済新聞社
第15回産学官連携功労者表彰 国土交通大臣賞 2017年 内閣府 総合科学技術・イノベーション会議事務局