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新開発の「吊り免振工法」で25%の増床を実現

~静かな高架下空間の土地有効活用を更に効率化~

リリース

2017年11月20日
株式会社竹中工務店

竹中工務店(社長:宮下正裕)が、JR舞浜駅の高架下において、設計施工で建築を進めてきたホテルドリームゲート舞浜アネックスが10月に竣工しました。
当該ホテルには、高架下でも優れた室内環境を備えた建物を実現する、新しいタイプの「吊り免振工法」が適用されています。新しい「吊り免振工法」は、東日本旅客鉄道と共同開発し、2004年に竣工したホテルドリームゲート舞浜に適用した工法の改良型となります。改良型の特長は、免振装置をコンパクトにした点にあります。この改良により、ホテル2階部分の居室面積が約25%増床し、高架下空間の一層の有効活用が可能となりました。
更に、高架柱と建物の接合について、従来工法では1056本必要であった高架柱へのアンカーにかわるアンカーレス接合を開発し、工事の簡略化を実現しました。
当社では、鉄道高架下に静かで快適な空間を創出する技術を積極的に展開し、お客様の新たな事業展開を支えていきます。

外観

外観

内観

内観

資料提供:JR東日本

従来の吊り免振工法からの改良点

特長

1. 吊り免振装置をコンパクトにし、更なる高架下空間の有効活用を実現
吊り材の両端部に可動性に優れた摺動材を用いることで、吊り材を短くし、吊り免振装置のコンパクト化を実現しました。このことにより、更なる高架下空間の有効活用として吊り免振装置の上部の増床が可能になりました。
2. 鉢巻き鉄骨により、アンカーを用いずに建物と高架柱を接合
従来では、アンカーにより建物と高架柱を接合しており、高架柱の鉄筋に干渉させずに施工することに労力がかかっていました。本技術は、高架柱に沿わせる山形鋼と高架柱を巻く鉢巻鉄骨により、建物と高架柱とのアンカーレスな接合を可能とします。

なお、本年11月29日~12月1日に幕張メッセで開催される国内唯一の鉄道技術に関する総合展示会「第5回 鉄道技術展」で本技術を紹介します。

吊り免振工法について

「吊り免振工法」は、鉄道高架下の振動・騒音環境を大幅に改善させ、高い居住性を有する建物を実現する工法です。構造的な特徴として、高架橋の柱際に鉄骨の支柱と梁で架構を設けて、その架構から両端部に防振ゴムを備えた吊り材で建物を懸架します。吊り材による振子の免震効果と列車通過時の振動の防振効果を両立する工法です。2004年2月に既存高架橋下で初となるホテルを実現しています。

吊り免振装置の施工状況

撮影協力:JR東日本

「ホテルドリームゲート舞浜アネックス」建築概要

建築主 東日本旅客鉄道 日本ホテル
建物用途 ホテル
建築地 千葉県浦安市舞浜26-5他
建物規模/構造種別 B0, F2, P-/S造(共⽤棟),RC造+吊り免振(客室棟), RC造(階段室棟)
建築面積 2,040.01m2
延床面積 3,659.63m2
客室数 80室
設計/施工 東日本旅客鉄道 竹中工務店/竹中工務店
工事期間 2016.8.5~2017.10.31(15.0ヶ月)