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BIMとデジタル測定機器を連携させた設備検査手法を構築

設備検査報告書の自動作成による省人化・省力化を実現

リリース

2019年1月18日
株式会社竹中工務店

竹中工務店(社長:宮下正裕)は、施工管理のデジタル化による施工管理効率の向上の一環として、デジタル測定器とBIMを連携させることで、設備検査業務を効率化する手法を構築しました。
当社作業所にて実証を行った結果、各種測定の省人化や、設備検査報告書の自動作成などによる検査時間の短縮化を確認しました。

設備工事の各段階では、品質確保のため、「水圧・満水試験」、「照度測定」、「風量測定」などの設備検査が必要になります。従来のアナログ的手法から、近年はデジタル測定器を用いた検査手法が普及してきました。しかし、検査箇所を記録する野帳作成は従来同様アナログ的手法であり、設備検査の一連の流れとしてデジタル化できていない課題がありました。
そこで当社では、デジタル測定器とBIMを連携させ、検査の一連の流れをデジタル化する仕組みを開発しました。

デジタル測定器とBIMを連携する仕組み

各デジタル測定器メーカーと協業し、BIMに測定データを取り込む仕組みとしました。測定データをBIMに一元的に集約して管理することで、測定の効率化、検査報告書の自動作成による省人化が可能となります。加えて、一元的集約化によるトレーサビリティの向上も実現します。今回の開発では、BIMに様々な属性を追加入力できる統合BIMソフトBIM/CIM Ark(コンピュータシステム研究所)を使用し、BIM側に測定データを取り込むシステムとユーザーインターフェースを作成しました。

プロジェクトでの検証・評価

当社作業所において、「水圧・満水試験」、「照度測定」、「風量測定」を対象に、試験準備から検査報告書作成までの検査時間を検証したところ、水圧・満水試験では20%程度の検査効率の向上を確認しました。また、照度・風量測定においては50%測定人員を削減でき、検査効率の向上を確認しました。(2人から1人への省人化)

今後の展望

今後はデジタル測定器とBIMを連携させた設備検査手法を当社のプロジェクトに展開することを目指してシステムの調整をしていくとともに、施工データのデジタル化により得られたデータをAIやIoTといった技術と連携し、付加価値の高い建物の提供を目指していきます。