2002年6月27日 外周の新設杭で鉄骨メガトラスを支え、8階建ての建物荷重を支持
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株式会社 竹中工務店
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(株)竹中工務店(本社:大阪市、社長:竹中統一、資本金:500億円)では、阪神淡路大震災で多くの杭が被害を受けた建物に対し、外周に設けた新設杭に台形の鉄骨メガトラスを架け、これに8階建ての建物荷重を支持させるというユニークな基礎補強工事を行ない、このほど工事を完了しました。
1971年11月に竣工した阪神サイロ(神戸市東灘区魚崎浜町)機械棟は、震災後建物が東側に傾斜してきたため検査したところ、外周部の杭に損傷が見られ、東側南北角の基礎にPHC杭を新設すること等により補強しました。その後、他の杭も調査した結果、ほとんどが何らかの被害を受け、垂直支持力と水平抵抗力が大きく損なわれていることが判明しました。
補強のために新たに杭を打設するには、建物を一部解体し操業も停止する必要があります。しかし、阪神サイロの機械棟は、輸入した小麦を隣接するサイロに搬入及び搬出するため常時稼動しており、業務を止めることができないことから、建物の機能を生かしたまま安全に工事を行うことを検討しました。
その結果、従業員に対し安全で、業務に支障を与えずに工事を進められることから、鉄骨メガトラスを使う当工法の採用に至りました。
工法概要は、建物南北面外周にそれぞれ5本ずつの場所打杭を新設し、これに台形の鉄骨トラス(底辺=35.35m、上辺=30.35m、高さ=9.5m)を架け、3階の柱に柱軸力伝達部を設けて上部階の重量を移行させるものです。
工事は、新設杭から鉄骨トラスを立ち上げ、2階部に2台のメガトラスを渡します。トラス全体は建物荷重により外へ開く力が働くため、これを防ぐのに1階床部に直径約20cmのケーブル(破断荷重=3,072t)を張り、1,000tの張力を導入します。これにより通常の各部材に生じる応力が長期許容応力度以下に収まるように、また地震荷重に対しては、既存建物と補強鉄骨の各部材が短期許容応力度以下に収まるように設計しています。新設杭は各設計荷重に対して許容応力度設計を行うとともに、地盤の液状化にも配慮した設計としています。
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名 称
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阪神サイロ機械棟 |
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建 築 主
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阪神サイロ(株) |
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所 在 地
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兵庫県神戸市東灘区魚崎浜町 |
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建 物 規 模
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地上8階/SRC、RC、S |
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エンジニアリング
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日清エンジニアリング(株) |
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建築工事設計施工
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(株)竹中工務店 |
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工 期
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2001年7月〜2002年5月 |
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建物外観
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メガトラス基礎補強透視図
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外部メガトラス
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1階床部ケーブル
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2階内部メガトラス
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3階内部柱軸力伝達部
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