「自己圧着ブレース工法」が建築技術性能証明を取得
~研究会メンバー15社で販売促進へ~
2004年1月16日
自己圧着ブレース研究会
プレストレスの解放によってPCaブレースを既存骨組みに圧着する耐震補強工法の研究会、「自己圧着ブレース研究会」(代表会社:(株)竹中工務店、加盟:15社)では、このほど財団法人日本建築総合試験所(理事長:森田 司郎)の「建築技術性能証明」を取得、既存建築物の耐震補強に有効な工法として販売促進を図っていきます。
現在、鉄筋コンクリート造建物の壁面耐震補強には、耐震壁の新設や増打、鉄骨ブレース(すじかい)工法等があります。しかし、壁による補強は建物に閉塞感を与えると共に使用性の低下を生じ易く、また、鉄骨ブレース工法では耐震補強部材と既存建物を一体化させるアンカー工事が必要です。いずれの工法においても振動・騒音の発生などで居ながらの工事ができにくい難点があります。
当工法は、脚部の皿バネに反発力を持たせ、プレストレス力を利用して2本のPCa製ブレース部材と上部の2本のPCa製ブレースをX字型に組むもので、これらのブレースは特別の枠を設けることなく、既設の梁や柱に自己の圧着力により直接接合させることができます。
PCa製ブレースの取付けは、工場で生産した部材を組み立てることが中心であるため低振動、低騒音が実現できると同時に、ブレース周囲の鉄骨枠の取付けやアンカー工事の必要がなく、一般的な鉄骨ブレース工法と比較して約2割のコストダウンが図れます。
当工法は、京都大学工学部建築学科 渡邊 史夫教授、ナガイ設計事務所(所在地:大阪市、所長:長井 栄治)、(株)竹中工務店(本社:大阪市、社長:竹中 統一)、(株)ダイワ(本社:三重県いなべ市、社長:河野 恭平)の4者が2002年10月に共同開発。実用化とともに、より信頼性、汎用性の高い工法に発展させるため15社が参加して研究会を結成し、研究を重ねてきました。
- 1.
- アンカー(定着)作業がないので、工事中の振動や騒音が少なく、居ながらの耐震補強工事に適している。
- 2.
- ブレース枠やアンカー工事が必要ないため、約2割のコストダウンが図れる。
- 3.
- 部材は工場生産でき、現場では組み建てるだけですむため、省力化、工期短縮が図れる。
- 4.
- PCa部材であるため面精度が高く、仕上げはペンキ塗装だけで済む。

(代表会社) |
(株)竹中工務店(本社:大阪市、代表取締役社長:竹中 統一) ナガイ設計事務所(所在地:大阪市、所長:長井 栄治) (株)ダイワ(本社:三重県いなべ市、代表取締役社長:河野 恭平) (株)淺沼組(本社:大阪市、取締役社長:淺沼 健一) (株)大林組(本社:東京都、代表取締役副社長:上原 忠) (株)奥村組(本社:大阪市、取締役常務執行役員:中山 惠嗣) 鹿島建設(株)(本社:東京都、常務取締役関西副支店長:堀田 修二) 五洋建設(株)(本社:東京都、代表取締役社長:加藤 秀明) 清水建設(株)(本社:東京都:常務執行役員:藤盛 紀明) 三井住友建設(株)(本社:東京都、代表取締役社長:友保 宏) (株)錢高組(本社:大阪市、取締役社長:錢高 一善) 大成建設(株)(本社:東京都、役員技術センター長:河村 壮一) (株)フジタ(本社:東京都、執行役員技術センター長:山本 浩二) 前田建設工業(株)(本社:東京都、取締役専務執行役員:川嶋 信義) (株)松村組(本社:大阪市、代表取締役社長:得田 芳宏) |
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