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第66期決算概要 及び 次期業績見通し

2004年3月2日
株式会社竹中工務店

当期の日本経済は、米国先導による世界経済の回復の兆しや、堅調な輸出に加えて先端製造業をはじめ大企業を中心に過剰債務の圧縮や人件費の抑制等構造改革に向けての自助努力の結果、企業収益は回復し、あわせて株価が持ち直すなど、総じて緩やかな回復基調で推移しました。
当社グループの主たる事業である建設事業におきましては、民間設備投資はデジタル家電関連・IT関連企業の一部に生産施設の国内投資行動が積極化するなど明るい兆しが見えたものの、オフィスビル建設、住宅投資が低調で、公共投資も政府の構造改革路線の継続や厳しい財政状況を背景にした緊縮財政の影響により一段と減少傾向が顕著となりました。その結果、業界の一部に再編の動きが見られるなど、市場の需給バランスを反映した熾烈な価格競争のもと、経営環境は引き続き厳しい状況で推移しました。


1.第66期決算概要

(1) 当社グループ
子会社と関連会社のすべてを連結するという連結方針に基づき、当期は連結法46社、持分法22社の合計68社を連結いたしました。
連結ベースでの当期の業績は、売上高10,224億円(対前年比3.0%減)、経常利益167億円(対前年比63.9%増)、当期純損失185億円(対前年比 − )となりました。 当期においては、完成工事高が減少したものの、完成工事利益の増加並びに販売費及び一般管理費の削減により、経常利益ベースで減収増益となりました。しかしながら、将来展望のもと更なる財務体質の健全化を最優先に、退職給付会計における数理差異等の費用処理及び国内外子会社に係わる関連事業損失などを特別損失に計上したことにより、大幅な当期純損失となりました。

(2) 当    社
建設業を取り巻く厳しい状況下で、当社は技術力を基軸とした品質経営と企業体質の強化を第一義とする健全経営に徹し、顧客指向の徹底、設計品質・施工品質の向上、受注競争力の強化等により業績の向上に努めてまいりました。
当社の当期の業績は、売上高8,292億円(対前年比2.6%減)、経常利益91億円(対前年比105.4%増)、当期純損失146億円(対前年比 − )と、経常利益ベースで減収増益となりましたが、退職給付会計における数理差異等の費用処理及び国内外子会社に係わる関連事業損失などの特別損失378億円を計上したことにより、大幅な当期純損失となりました。
なお、業績の先行指標となる受注高は8,811億円(対前年比5.2%増)となり、1991年以来12年振りに受注高が完成工事高を上回りました。その結果、次期繰越工事高も増加し11,269億円となりました。


2.次期業績見通し

日本経済は、景気回復への強い期待感があるものの、米国の景況感に減速懸念があり、国内的には円高の定着、財政事情の悪化、個人消費の低迷など不透明な要素も多く、景気の好転を実感できるほど力強いものには至らないと予測しております。このような状況下で業績見通しを以下の通り予想しております。

次期業績見通


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