<東京本店新社屋に採用した技術 No.2>
地盤改良工事に「パペット工法®を実用化、
東京本店新社屋建設工事に採用
2004年3月29日
株式会社 竹中工務店
株式会社 竹中土木
竹中工務店(社長:竹中統一)と竹中土木(社長:竹中康一)は、竹中工務店東京本店新社屋の基礎工事に、「TOFT併用パイルド・ラフト基礎工法」という複合的な基礎工法を採用しています。(本年2月24日既報)
http://www.takenaka.co.jp/news/pr0402/m0402_03.html
同工法を構成する工法の一つである「TOFT(トフト/耐液状化格子状深層混合処理)工法®」においては、地盤改良処理機(下図参照)を地中に打ち込み、スラリー状のセメント系固化材を注入、混合・攪拌して地盤を固めて杭としますが、この打ち込みに際して、今回、竹中工務店ならびに竹中土木は、共同開発した「パペット工法®」を初めて採用、地盤改良処理機を格段に高い精度で打ち込むことに成功しました。
■ 「パペット工法®」(パペット=あやつり人形)
| 「パペット工法®」は、TOFT工法において、地盤改良処理機の先端の方向を高精度で制御するものです。オペレーターが地盤改良処理機の先端(2本の攪拌翼)の位置をモニターでリアルタイムに確認しながら6本のワイヤーを油圧ジャッキであやつり人形のように操作し、打ち込む方向が極力鉛直になるように制御します。 従来の地盤改良処理機を使った施工では、地盤条件によっては、深度20m付近では先端が約15~20cm水平方向にずれるケースがありました。このため、スラリー状のセメント系固化材による杭を1本、2本と連続して注入する際に、ラップする部分の面積を多く取って、地中において隙間を発生させないようにする方法が一般的でした。 「パペット工法®」では打ち込み精度を約5cm以内に制御することが可能なので、ラップ面積が小さくなり、同じ面積を地盤改良するのに必要な杭の本数(=注入の回数)を削減することができます。よって、地盤改良工事の工期短縮が可能になり、また杭を打ち込むことによって発生する廃棄土壌の削減が図られます。 |
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この「パペット工法®」による地盤改良処理機先端の方向制御については、施工後のボーリング調査で初期の成果を確認しました。また、打ち込み作業のスピードが従来の地盤改良処理機と同等であることも確認しました。
今後は、全面的地盤改良や汚染土壌の封じ込め対策工事、山留工事などに「パペット工法®」を積極的に適用していきます。
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