<竹中のダイオキシン類対策技術シリーズ>
ダイオキシン汚染土壌を無害化する大型の「減圧還元加熱装置」の製作に着手
~日本最大級の処理能力を持ち、2006年初めからの稼働に向けて受注活動開始~
2005年8月25日
株式会社 竹中工務店
株式会社 竹中土木
(株)竹中工務店(本社:大阪市、社長:竹中 統一)と(株)竹中土木(本社:東京都、社長:竹中康一)は共同で、ダイオキシンやPCB(*1)で高濃度に汚染された土壌を最大で99.9%まで浄化・無害化する大型の「減圧還元加熱装置」(*2)の製作に着手、土壌浄化工事受注に向けて本格的に営業活動を開始します。
今回製作する装置は、70t/日の汚染土壌処理能力を持つ大型機で、2005年末までに装置完成、2006年初めからの本格稼働を目指します。汚染土壌が存在する場所に機器を運搬・組立てて浄化処理するオンサイト型装置としては日本最大級の処理能力となります。
- *1 Poly Chlorinated Biphenyl:
ポリ塩化ビフェニル。化学的に合成された有機塩素化合物の一つ。生体内に容易に取り込まれ、しかも残留性が高く、皮膚障害をもたらすなどの慢性的な毒性を持つ。 - *2 減圧還元加熱装置:
処理装置内を低酸素低圧状態(還元雰囲気)で維持、比較的低温の加熱を行ってダイオキシン類を除去。
■ 「減圧還元加熱装置」製作の背景
工場敷地の土壌調査や道路等の工事において、ダイオキシンやPCBが検出されるケースが増えてきました。また、河川や港湾の底泥にも同様な汚染があり、汚染土壌の浄化ニーズが顕在化してきています。従来、汚染土は最終処分場での処分となり、その処分費が高く、また最終処分場の許容量も年々低下しており、今後更なるコストアップが予想されています。
■ 「減圧還元加熱装置」について
こうした中で、今回製作する装置の特長は以下の通りです。
- 1.
- 処理能力が高いため工期が短く、低コスト化が図れます。
- 2.
- 浄化能力が高く、処理済の土は現地で埋め戻しができることも大きなメリットです。
- 3.
- 実証実験により、処理装置周辺環境へも負荷を与えないことが確認されています。
装置概要
開発費 |
開発から設備製作までトータルで約9億円 |
|---|---|
製作工期 |
2005年7月~12月、試験運転も年内完了予定 |
処理能力 |
浄化汚染土量 70t/日 |
浄化能力 |
最大汚染浄化率 99.9%(浄化土は現地で埋め戻しができる) |
目標浄化コスト |
最終処分場に搬入する費用の半額 |
※オンサイト型の設備一式の設置に必要な面積は約2,500m²で、浄化処理対象となる工場、港湾、河川などでは充分に確保できる面積です。
■ 売上目標
ダイオキシン汚染土壌浄化市場の10%の受注を目指します。
※市場規模の増大に対応して設備増強も検討します。
■ 浄化フロー図

■ 装置のイメージ図

関連サイト : 土壌環境ソリューション http://www.takenaka.co.jp/soilenvi/index.htm
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