本文へジャンプ

<竹中のダイオキシン類対策技術シリーズ>
廃棄物焼却施設の解体処理技術「トラシッド・システム」が業界で初めて第三者機関の認定を取得

~土壌を含む敷地内すべてのダイオキシン類処理から解体資材の資源リサイクルまでトータルで認定~

2005年8月30日
株式会社 竹中工務店
株式会社 竹中土木

(株)竹中工務店(本社:大阪市、社長:竹中 統一)と(株)竹中土木(本社:東京都、社長:竹中康一)は、廃棄物焼却施設の解体処理技術「トラシッド・システム(TRASID System)」(*1)において、このたび財団法人日本建築センターの「新建築技術認定」(*2)を取得しました。これは、財団法人日本建築センターの認定対象技術「焼却施設の解体処理技術」の認定基準に適合したことによるもので、「焼却施設の解体処理技術」では第1号の認定となります。
「トラシッド・システム」は、廃棄物焼却施設の解体にあたり、計画段階の調査、解体計画の立案から、施工、跡地の利用までを、周辺環境に配慮し、作業員の安全を確保しながら、安心・安全に解体し、資源としてリサイクルを行う、竹中の総合エンジニアリング力を駆使した技術です。
「トラシッド・システム」は、「TATT(タット)工法」、「減圧還元加熱装置」に次ぐ竹中工務店、竹中土木の3つ目のダイオキシン対策技術となります。
「トラシッド・システム」は、「TATT(タット)工法」(*3)、「減圧還元加熱装置」に次ぐ竹中工務店、竹中土木の3つ目のダイオキシン対策技術となりますが、一方で個々の要素技術を総合したシステムと位置付けています。

  • *1 トラシッド・システム=
    Takenaka Reliable And Safe Incinerator Demolition System
    (incinerator=焼却炉、demolition=取り壊し、解体)
  • *2 新建築技術認定:
    建築に関する調査研究、新技術の評価、情報収集と普及を目的に1965年に設立された財団法人日本建築センターが1999年から実施している「新建築技術認定事業」。先端的・革新的な建築技術のうち、建築基準法やJIS・JASなどで基準・規格化されていないものについて、その品質を認定するもので、認定対象技術として、「焼却施設の解体処理技術」の他に、「建築構造用再生骨材」、「再生型枠」、「環境改善のための屋上緑化建築技術」他、計9つの認定対象技術があり、18件の建築技術が認定されている。
  • *3 TATT工法:
    高濃度に汚染された土壌を対象とした、高性能のダイオキシン類無害化技術。処理物のダイオキシン類を99.998%以上まで徹底的に除去できる。処理設備を作業場所に運搬し組立てができるオンサイト型システムで、利便性が高いのが特長。

■ 認定内容

今回の認定は、①既存焼却施設の解体・改修処理技術の品質確保が可能な総合システムであること、②解体・改修処理技術の環境負荷低減を講じたシステムであること、③工法システムの教育指導が十分なされていることの3つの項目に対し評価されたものです。すなわち、事前調査から作業員の教育と安全確保、周辺環境の2次汚染の防止、解体資材のリサイクル技術まで、当社の焼却施設の解体に関する総合的な工法及びシステムに対するものです。
システムを構成する技術として、ダイオキシン類を含む土壌を99.998%まで除去し、無害化する「TATT工法」や、焼却灰等の廃棄物を無害化し、資源としてリサイクルできる「可搬式ダイオキシン無害化装置」などのダイオキシン処理技術、モニタリングシステムなどがあります。


■ 適用範囲

「ダイオキシン類対策特別措置法」による排出基準強化、及び「廃棄物処理法」による構造・維持管理基準の強化を受けて、現在解体の必要がある自治体の清掃工場は全国に500~600箇所存在しているといわれています。
本技術の適用範囲は、火床面積0.5m²以上又は焼却能力が1時間あたり50kg以上の既存焼却施設で、工場や病院敷地内の小型焼却炉から清掃工場まで、幅広いニーズに対応できます。


■ 「トラシッド・システム」のフロー

「トラシッド・システム」のフロー



■ 「トラシッド・システム」の主要な要素技術
1.
TATT(タット)工法
(*3)参照
2.
可搬式ダイオキシン無害化装置
焼却施設解体時に発生するダイオキシン類に汚染された焼却灰等の廃棄物を、薬剤を用いた脱塩素化反応を利用して無害化する装置です。処理後、廃棄物は資源としてリサイクルも可能となります。
3.
モニタリングと作業環境の安全確保
工事作業中、作業環境の安全確認、熱中症防止や地域の自然環境、生活環境を保全するため、管理区域内外で汚染物の飛散状況をモニタリングや24時間監視を行います。
同時に、作業員への教育指導を行い、厚生労働省が2001年4月に策定した「廃棄物焼却施設内作業におけるダイオキシン類ばく露防止対策要綱」に対応した安心・安全な解体作業を行います。


<「トラシッド・システム」のPR用ビデオをご提供します>

財団法人日本建築センターの「新建築技術認定」を機に、「トラシッド・システム」を分かりやすく解説したお客様用ビデオを制作しました(約15分)。視聴ご希望の方は、お近くの竹中工務店の事業所もしくは広報部までご用命ください。