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食品の品質管理や安全性の向上を図る「無線環境モニタリングシステム」
最新鋭のHACCP対応食品工場・グレープストーン浦和工場で稼動開始

2007年2月6日
株式会社 竹中工務店

株式会社竹中工務店(取締役社長:竹中統一)は、株式会社日立製作所(執行役社長:古川一夫)と共同で開発した食品関連施設向けの「無線環境モニタリングシステム」が、“銀のぶどう”や“東京ばな奈”などの洋菓子の製造・販売を手がける株式会社グレープストーンの浦和工場に採用され、稼動開始しました。

グレープストーン浦和工場外観
グレープストーン浦和工場外観

同工場は、グレープストーンの基幹工場として、2006年10月に竣工した最新鋭のHACCP対応食品工場で、食品工場において必要不可欠となる衛生管理体制に最大限の配慮を施しています。本システムは、温度、湿度、パーティクル数(空気中の微小な粒子の数)を無線通信によりリアルタイムで監視するもので、工場の品質管理や安全性のさらなる向上、衛生管理業務の効率化を実現します。

同システムについては、2月7日から9日まで、品川のホテルパシフィック東京で開催される「実践ソリューションフェア 2007」(主催:株式会社大塚商会)にて、パネル展示を行います。

グレープストーン浦和工場でのシステム構成図
<グレープストーン浦和工場でのシステム構成図>

■システムの概要

本システムは、日立製作所が開発したセンサネットワーク情報システム「日立AirSenseTM(*1)を用いて、食品工場の製造・保管室内などの温度、湿度、パーティクル数の3つの環境変数をリアルタイムで監視する環境モニタリングシステムです。総数57個のセンサで、1階から5階の冷凍庫、冷蔵庫を含む約10,000㎡の製造施設をカバーします。

異常が感知された場合には、管理用PCにアラームが表示・発報され、該当する空調系統を特定します。食品工場において一般的に行われている温度と湿度の測定、監視に加えて、パーティクル数の監視も可能で、食品工場内の“制菌”に必要な、環境微生物の浮遊状況をリアルタイムで推測できる機能も用意しています。また、無線センサを用いることで、有線では対応の難しい製造ラインの変更にも容易に対応するほか、中継器(受信アンテナ)は、HACCPに対応して全て天井裏に配置しています。

  • (*1)センサネットワーク情報システム「日立AirSenseTM」は、センサ、無線通信機能、駆動電源を備えたセンサノードと呼ばれる小型端末によって、モノや人、環境などの状態を計測し、それらをネットワークで結ぶシステムです。本システムの活用により、人の有無や、照度・温度・湿度・加速度・振動といった環境の状態を常に計測することが可能となります。

■システムの特長

1. 測定ポイントの移動・追加が簡単で、既存工場にも容易に導入可能
  • 無線センサを用いるため、配線工事が不要で、設置後の位置移動や測定ポイントの追加も自由に行えます。
  • 端末配線が不要で、既設工場にも容易に導入ができます。
2. 省電力方式の通信規格ZigBeeを使用しているため、長期間メンテナンスレスで使用可能
  • 乾電池(CR123A)で約5年間駆動(通信頻度により変動)です。
3. 日常の衛生管理業務に則した機能を装備
  • センサ情報の施設マップ上への表示、製造品別のグルーピング管理、ユーザー設定によるレポート作成機能、個別の監視域設定機能、空調系統表示機能など、日常の衛生管理業務に即した機能を備えています。
4. 従来の有線システムと同等の費用で導入可能

■グレープストーン浦和工場の概要

1.所在地: 埼玉県さいたま市桜区田島七丁目23番地1号
2.規模: S造SRC造 地上5階
3.延べ床面積: 10,161.03m²
4.竣工: 2006年10月
5.設計・施工: (株)竹中工務店
6.建物概要: 最新鋭のHACCP対応食品工場で、専用のサーバー室を備え工場のIT化も先端的。開発室、通信販売用配送センターなどの機能も併設。
グレープストーンの基幹工場。

関連サイト : http://www.takenaka.co.jp/haccp/index.html