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環境志向で「ダンボールダクト」(紙でできた送風管)の採用が急増
~プロジェクト13件で採用、総延長14kmに~

2007年3月14日
株式会社竹中工務店

「ダンボールダクト」が、社会のエコ意識の高まりを反映して好評です。「ダンボールダクト」は、竹中工務店(本社:大阪市、社長:竹中統一)が山田ダンボール(株)(本社:東京都、社長:山田司郎)並びに協立エアテック(株)(本社:福岡県、社長:久野幸男)と共同で、2004年に開発しました。
これまでに6件の新築あるいは改修工事に採用され、また現在7件での採用が決定しています(13件の総延長は約14km)。

ダンボールダクト

「ダンボールダクト」は、従来金属が常識と思われていたダクト素材に、ダンボールを使用しています。アルミシートを利用することで、可燃性で湿気に弱いダンボールの弱点を克服し、断熱性が高い、軽い、加工しやすい、運搬しやすい、といった紙が持つ特長を最大限に引出しました(国土交通大臣不燃認定(NM-0842)取得済)。
環境面においても、再生紙が使えるメリットがあり、また、LCCO2については、金属ダクトと比較し、製造時のCO2排出量が多いグラスウールを使用していないこと、現地組立方式で材料運搬が格段に効率的なことにより約70%の削減を実現しています。

  • LCCO2とは:建築・設備のライフサイクルは、企画・設計、建設、運用、改修、廃棄されるまでの期間であり、この期間内でCO2の排出量をトータルで考えることです。今回は、この期間を30年として計算しています。

<「ダンボールダクト」の特長>
厚さ5mmのダンボールの紙面を2枚重ね、両面にアルミシートを貼って造ります。ダンボール1枚の大きさは約1.0m×約2.0mで、大きな風量の場合は複数枚用いて加工します。

◎環境・デザインへの貢献

  • リサイクル紙(古紙80%)、リサイクルアルミを使用することで資源抑制に寄与
  • 廃棄の際は、紙とアルミシートを分離して各々リサイクルができるエコロジカルな商品
  • 断熱材を巻く必要がないので、露出天井でも質感を生かしたデザインが可能

◎施工上のメリット

  • 現場で組み立てるので運搬が容易
  • 軽いので施工がしやすい
  • 紙なので折り曲げ等の加工がしやすい

◎コストメリット

  • 金属製ダクトと比べ約3割のコストダウンが可能(建物の規模による)

◎主な施工事例

  • 2004年  当社東京本店社屋
  • 2006年  関西大学総合学生会館メディアパーク凛風館 御堂ビル改修

*協立エアテック(株)(連絡先:電話:03-3667-3421(東京支店))を通じて外販も展開しています。