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「横河電機相模原事業所」にビスカス免震®を適用
~微振動から中小地震・大地震までマルチに対応できる電子デバイス・半導体施設向けBCPソリューション~

2007年3月22日
株式会社竹中工務店

㈱竹中工務店(社長:竹中統一)は、電子デバイス・半導体施設向けに開発した免震構造「ビスカス免震®」(*1)を、「横河電機相模原事業所」新築工事(地上5階、延床面積27,022m²、神奈川県相模原市)に適用しました。2005年に開発した「ビスカス免震®」は、「デンソー幸田製作所 706工場」に次いで2件目の適用となり、既に3件目も着工しています。「ビスカス免震®」及び、その他の関連技術については、FPD業界で世界最大の展示会であるファインテックジャパン(FINETECH JAPAN:東京ビッグサイト、4月11日~13日)で詳細をご紹介します。

  • <「ビスカス(viscous)免震」*1について>
    viscous:「粘り気のある」、「粘性の」の意。揺れに敏感な電子デバイス・半導体施設向けに開発したもので、建物に揺れを伝えにくくする「積層ゴム」と、揺れの大小を問わず高い振動エネルギー吸収性能を有する「粘性体ダンパー」を組み合わせたシステム。工場付近を自動車等が通行することによるミクロン単位の微振動の制御、最も頻度の高い震度3~5の中小地震による揺れの最小限化、大地震でのダメージの軽減など、微振動から大きな揺れまで幅広い範囲にわたって振動制御するのが特長。

現在、電子デバイス・半導体施設の建築では、企画段階を含めて、工事の竣工までが1年前後という超短工期とともに、地震などの災害リスクを最小限に抑えるBCPソリューションが2大ニーズとなっています。
「横河電機相模原事業所」では、光デバイスなど向けの化合物半導体を製造する施設で、近くを運行する自動車や電車による微振動の制御、震度3~5の中地震での操業停止回避など製造ラインへの影響を最小限に抑えること、大地震での建物・製造機器への被害を少なくし再操業に向けたタイムロスを少なくすることなど、建物の揺れを最小限に抑える総合的な振動対策が求められました。「ビスカス免震®」を本プロジェクトに適用し、建物の形状に合わせた免震装置やダンパーの配置設計を綿密に行なうことで、高い振動抑制ニーズに応えています。

「横河電機相模原事業所」の外観
「横河電機相模原事業所」の外観

最先端の製造施設ではBCPの観点から、震災時はもとよりあらゆるレベルの揺れに対して操業停止に結びつく可能性を最小限に抑えるとともに、操業停止となった場合でも可能な限り短期間に事業再開できるようにすることが求められています。当社では、微振動から中小地震・大地震まで、マルチに対応できる「ビスカス免震®」とともに、ある部分だけを免震化する「部分床免震技術」や超精密な加工・検査機械に有害な振動を抑えられるアクティブ微振動制御システム「TACMI」等、様々の技術を活用して、電子デバイス関連企業の事業リスクの軽減に貢献していきます。

◆「横河電機相模原事業所」の概要
所 在 地 神奈川県相模原市小山4-1-55
構造・規模     SRC造 RC造 S造 地上5階
延床面積 27,022m²
竣   工 2006年11月
設計・施工 (株)竹中工務店