06年秋認可のPLC(電力線通信)システムを社員寮に構築
~技術課題を検証し、建物設備の制御や通信インフラ利用などに展開~
2007年4月16日
株式会社竹中工務店
(株)竹中工務店(社長:竹中統一)は、2006年秋に日本国内での利用が認可されたPLC(電力線通信)(*1)システムを当社社員寮(90室)に構築して技術検証を開始しました。PLCを大規模建物に導入して本格的に運用するのは国内で初めてです。検証で得たノウハウを当社の建物のITソリューションサービスの一つとしてお客様に提供し、建物設備の運転監視・制御への展開を目指します。
- (*1)PLC(電力線通信):Power Line Communicationsの略。既存の電力線を利用する通信方式で、LAN配線などの特別な配線を必要としない通信インフラとして普及が期待されている。06年10月に日本国内での屋内利用が認可され、メーカー数社から一般住宅向けの製品が発売されている。一方、大規模建物内での本格的な利用としては事例がなく、技術検証が必要である。
<構築したPLCシステムの概要> 今回、当社がPLCシステムを構築したのは、神戸市内の当社社員寮(90室)です。パソコンを保有している入居者32名の協力を得て、接続性や通信速度、全員が一斉にアクセスしたときの負荷検証などの技術検証を行います。これほどの規模でのPLCの本格的利用は国内では初の試みとなります。 |
![]() 【PLCシステム概要と機器接続状況】 |
<今後の展開>
技術検証で得た成果は、当社のITソリューション技術に反映させ、お客様のPLC最適利用を提案します。
1. 技術課題の解決策の提供得られたノウハウをオフィス、集合住宅、病院、工場等の建物設計やワークプレイス作りに反映させ、PLC利用に適した電源回路設計、異機種混在や分岐回路、セキュリティ対策などを提供します。
2. ビル機能を高める通信インフラに利用
建物電気設備の制御やセキュリティ、館内でのIP電話の利用や情報配信など、ビル機能を高める用途に対する通信インフラでの利用を図っていく予定です。
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