業界初の技術「波形鋼板耐震壁」をプロジェクト2件に適用
~地震に対する高い安全性を確保しながらワイドな空間を実現~
2007年10月11日
株式会社竹中工務店
| 株式会社竹中工務店(社長:竹中統一)は、鋼板を波形に折り曲げた「波形鋼板」を用いた耐震壁「波形鋼板耐震壁」を開発しました。波形鋼板を用いた耐震壁は業界初の技術で、現在これを最初に適用した「綜合商事神戸芸術センター」(兵庫県神戸市)を施工中です。また、第二弾として施工した「武庫川女子大学第一体育館アネックス」(兵庫県西宮市)は8月に竣工しました。 | ![]() 波形鋼板耐震壁の施工状況 (綜合商事神戸芸術センター) |
「波形鋼板耐震壁」は、波形鋼板の高い変形性能と地震エネルギー吸収能力を活かしたもので、粘り強く、しなやかに地震に抵抗する新しい耐震壁です。従来の鉄筋コンクリート(以下RC)耐震壁と比較して、変形性能及びエネルギー吸収能力が高いのが特徴です。また、壁重量がRC耐震壁の約1/5~1/10と軽量であることから、長期荷重や地震荷重が低減され、合理的な設計が可能となります。
この度、本技術は「竹中式波形鋼板耐震壁工法」として、日本建築総合試験所において技術性能証明を取得いたしました。今後、当社の超高層マンション向けの新架構法シリーズ「Super Flex Tube®(スーパー フレックス チューブ)」「SUPER FLEX WALL®(スーパー フレックス ウォール)」との組み合わせ展開をはじめ、高層から低層まで、住宅からオフィスまで、耐震構造から制震構造まで、幅広くプロジェクトに提案していきます。軽量であることのメリットを活かして、耐震補強工事への適用も進めていきます。
鋼板を波形にウェーブすることで、波形方向に対して楽器のアコーディオンのように自由に伸び縮みする一方、地震による水平力のような波形方向と直交する力には抵抗する特徴があります。これを柱梁フレームと組み合わせることで、長期荷重に対しては柱梁フレームが負担し、水平荷重に対しては主に波形鋼板が抵抗します。各荷重に対して抵抗する部分が明確で剛性・耐力の調整が容易であるため、設計の自由度が飛躍的に高くなります。

波形鋼板の特徴
1.綜合商事神戸芸術センター
「綜合商事神戸芸術センター」は、地上37階、塔屋1階の事務所、店舗、共同住宅を備えた複合ビルです。今回、「波形鋼板耐震壁」を制震壁として事務所階にあたる4~6階に適用したことにより、本来、共同住宅部にあたる7~19階に設置が必要である戸境RC耐震壁が不要となりました。これにより、長辺約13mの長スパンを確保することができ、将来のプラン変更が容易な空間を創出することができました。
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<物件概要>
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<外観図>![]() |
「武庫川女子大学第一体育館アネックス」は、地上7階の大学研究室を主用途とする中層の建物です。「波形鋼板耐震壁」を各階コア廻りに配置することにより、柱や大梁の断面をスリムにすることができ、開放的な空間を実現することができました。
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<物件概要>
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<外観図>![]() |
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