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OAフロア懐などの狭小スペースに設置可能な「二重床収納型制振装置」
リニューアル案件でニーズ拡大~短工期で設置可能で140台を突破

2007年10月30日
株式会社竹中工務店

株式会社竹中工務店(本社:大阪市、社長:竹中 統一)が開発、開発パートナーであるヤクモ(本社:東京都、社長:舟木 いさ子)を通じて2005年8月に販売を開始した「二重床収納型制振装置」が複数のプロジェクトで順調に採用されています。これまで、当社施工物件はもちろん外販でも実績を伸ばし、2007年10月15日現在、新築及びリニューアル工事における4件での採用実績及び今後5件での採用が決定しており、販売台数は140台を突破する予定です。


【「二重床収納型制振装置」の特長】
・超小型で施工性が高い
「二重床収納型制振装置」はOAフロア懐などの狭小スペースに設置可能な、縦560mm×横400mm×高さ44mm、重量35kgの超小型制振装置です。人力での持ち運びが可能なため、従来のように重機での搬入の必要がない上に、設置下階の天井や設備を撤去することなく、該当階のみの軽微な工事で振動対策が実施できます。床以外にも、階段やブリッジなどの振動に対して共振増幅を和らげることで振動を低減することが可能です。
・チューニングが容易で振動数の可変設定が可能
従来の支持方法とは異なる片持ち構造を採用しました。片持ちの先端から根元の範囲で調整マスをスライド移動するだけで、5~15Hzの範囲で振動数のチューニングを行うことができます。

本装置と従来TMDの機構の違い

・1日程度の短工期での施工を実現
搬入・設置・チューニング・効果検証測定の対策全工程を、1日程度で終えることができます。例えば事務所に適用する場合などには、週末などの休業日だけで対策工事を施すことが可能です。
・リニューアル工事にも適用可能
建築の長寿命化、サステナブル化の流れが加速する中で、既存建物における経年劣化に伴う床剛性の低下、より厳しい許容値が要求される室用途への変更など、建物を長期使用する間に生じる状況の変化によって、振動問題への対応ニーズが高まっています。従来の振動装置では施工性や費用の観点から対応が困難だったリニューアル建物にも適用可能です。

【適用事例:「JR東日本 線路わき某詰所」】

当物件は、JR東日本のレールのポイントに近接する既存の事務所ビルで、建物各所の床で列車通過時に体感振動が発生していました。事務所の振動環境としては許容できるレベルの振動であったものの、事務所の一部が仮眠室へと用途変更されるに当たり、振動対策を行ったものです。
今回、スパン6.5m×8.2m、厚12cmの床に対し、保有機5台(185kg)をデモ設置し、床の固有振動数14~15Hz近傍の振動を約1/2に低減しました。デモ結果を基に、本装置30台を受注、対策工事は1スパンあたり1日で完了しました。