竹中技術研究所内に日本最大規模の「新耐火実験棟」を建設
~超高層向け高強度コンクリートの開発や業界トップの耐火性能設計に活用~
2008年5月29日
株式会社竹中工務店
竹中工務店(社長:竹中 統一)は、当社技術研究所内に日本最大規模の耐火実験装置を有する「新耐火実験棟」を建設します。「新耐火実験棟」は地上3階、延面積1,304m²の建物で、最大載荷能力30MN(メガニュートン)、8時間加熱が可能な日本最大規模・能力を持つ耐火実験施設です。
2008年6月2日に着工、09年8月末に竣工する予定です。

竣工予定パース
新設する耐火実験棟は、主に下記2点についての研究開発に活用します。
- ①
- 高強度コンクリートの開発については、圧縮強度150N/mm²のコンクリートが当社設計施工の超高層住宅で既に採用されており、更に圧縮強度200N/mm²の実用化が視野に入ってきています。火災時にコンクリートの強度が所定の時間所定の値以下に低下しないことを確認するために、試験体に大きな軸力を掛けながら加熱することにより、鉄筋コンクリート造の超高層建物に用いられる高強度コンクリートの開発に不可欠な耐火実験を行います。
- ②
- 2000年の建築基準法改正で導入された耐火性能設計の採用により、合理的な設計が可能となってきました。当社はドーム球場等の大規模空間建設により培ってきた防火設計技術のノウハウを基盤とした性能設計に力を入れており、業界トップの実績を保有しています。今後は更に、近年ニーズが高まりつつある構造体の大型化や高強度化に対応し、耐火性能設計の適用範囲を拡大させるための研究開発を行います。
いずれの開発にあたっても、実物に近い試験体で実験できる大規模施設が必須であり、新実験棟の完成によりこの様な開発が可能になります。
- *1 圧縮強度150N/mm² : 1cm²当たり1500kgの荷重に耐えられる圧縮強度
また、この「新耐火実験棟」は、近年ニーズが高まっている環境配慮型の建物として位置づけられています。建設にあたっては、今後お客様に積極的にご提案していく様々な環境配慮技術を盛り込んでいます。太陽光発電、廃熱利用、風力発電、壁面緑化、光触媒塗料など、見学者が環境に配慮した建物について目で見て、体験、体感できるような設計となっています。
工事概要
場所 |
千葉県印西市大塚1−5−1(竹中工務店技術研究所) |
|---|---|
規模 |
地上3階、地下1階 |
延床面積 |
1,303.67m² |
構造 |
S造(地下はRC造) |
工期 |
2008年6月2日~2009年8月末 |
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