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「超高性能(APC®)コンクリート」が第三者機関から建築技術認証を取得

2009年3月4日
株式会社竹中工務店

株式会社竹中工務店(社長:竹中 統一)は、優れた耐火性能と世界最高水準の圧縮強度* 220N/mm²(設計基準強度200N/mm²相当)を併せ持つ「超高性能(APC®*)コンクリート」において、第三者機関である財団法人日本建築総合試験所から耐火性能に関する「建築技術認証」を取得しました。今回の認証で、APC®*コンクリートであれば、耐火時間が確実に3時間以上確保できることが認証されており、さらに広範囲な建物へのスムーズな適用が可能になります。
同コンクリートは、すでに建築基準法に基づく国土交通省の大臣認定を取得し、竹中技術研究所(千葉県印西市)内に建設中の日本最大規模の耐火実験装置を有する「新耐火実験棟」(2009年8月末竣工予定)に採用しています。

コンクリート圧縮強度* 220N/mm²のRC柱に対する載荷加熱試験
(A)(B)
(A) 従来の超高強度コンクリート(B) APCコンクリート
載荷応力
50N/mm²60N/mm²
耐火時間
110分(圧壊)240分以上


【APC®コンクリートとは】

当社独自の高強度コンクリート技術に、ポリプロピレンなどの合成繊維と鋼繊維を同時に混ぜ合わせるハイブリッド型を採用したことで、世界最高水準の圧縮強度だけでなく、高い耐火性能を備えた超高性能コンクリートです。


【APC®コンクリートのメリット】

①鉄骨造と比較してローコストな鉄筋コンクリート造(RC造)で、耐震性が高く、揺れが少なく居住性の高い超高層建物を建設することができる。
②通常のコンクリートと比較して断面積が少なくなることにより、大スパンの広々とした空間が実現できる。
③超高強度コンクリートでありながら優れた耐火性能を発揮できる。


【今後の展開と可能性】

通常のコンクリートに比べて柱と柱の間が広い空間を作ることができるため、超高層マンションはもちろんのこと、オフィスビルへの適用を検討していく予定です。最新技術と組み合わせることにより、これまでの常識にとらわれない新しい構造物を生み出す可能性を持っています。
また、プレキャスト化により工期を短縮するなど施工面での工夫も検討していきます。


* 圧縮強度1ニュートン/mm²:1cm²当たり10kgの荷重に耐えられる圧縮強度。
* APC:Advanced Performance Compositeの略。