◆「音方向自動制御拡声システム」概要
「OZ-T100」は、1セットで移動音源(話者)3人の音像を制御できます。移動音源数が多くなると、先行音効果回路をn台接続することで3×n人に対応できますが、その場合さらにオペレーターが必要になり、人件費の増大が問題となります。これらの問題を解決し、制御を自動化したのが今回の「音方向自動制御拡声システム」です。
ステージ上の移動音源の識別、位置確認・追尾と言ったオペレーターの作業を自動化するに当たって、最も課題となったのが移動音源の位置の検出方法でした。当社では最新の非接触IDカード技術その他を応用して「音方向自動制御拡声システム」を開発、複雑な動きをする多く話者をオペレーターなしで自動追尾することを可能としました。
今回開発したシステムは「舞台床下アンテナ配置方式(非接触タグ方式)」と「赤外線送信方式(赤外線マイク方式)」の2つです。
1. 舞台床下アンテナ配置方式
この方式は、本格的な専用劇場(ステージ上に大道具など があり、常に多くの話者達を正確に自動追尾する)用として開発しました。なお、話者の位置確認には英国アイデンテック社製の「クリップタグ受信機」と「非接触タグ」を用います。
ステージの床下に2m×2mサイズのアンテナをステージ分割のゾーン(上手、中央、下手など)数に対応して配置して、移動音源(話者)が携帯する「非接触タグ」からの信号コードを「タグ受信機」で読み取り、その位置情報を移動信号として「先行音効果回路」に転送します。この処理はコンピュータが行います。
広いステージやアリーナなどの巨大空間に対しても、このアンテナ(ゾーン)数を増やしていくことで対応でき、数十人もの移動音源にも対応可能です。
|