主な社外表彰:2017

第15回産学官連携功労者表彰 国土交通大臣賞

主催 内閣府
受賞日 2017年8月21日
受賞技術 「ECM(エネルギー・CO2ミニマム)セメント・コンクリートシステム」に係る産学官連携
概要
ECMセメントを用いた構造体および打設状況

環境配慮と品質(施工性、強度、耐久性)の両立をコンセプトに開発したECM(エネルギー・CO2ミニマム)セメントは、鉄鋼製造副産物の高炉スラグを高含有した低炭素型セメント系結合材で、従来の普通セメントのCO2排出量を約6割削減することが可能となった。本開発が産学官連携活動においてなされ、環境と品質を両⽴させたECMセメントの開発およびECMセメントを使う建設技術(コンクリート、地盤改良)の開発に短期間で成功し、コンクリート構造物や地盤改良に実適用・展開されていることが評価された。

日本火災学会内田奨励賞(平成29年度)

主催 日本火災学会
受賞日 2017年5月20日
受賞技術 放射熱のフィードバックを受ける可燃物の燃焼性状および延焼拡大性状に関する研究
概要

建築空間における火災の拡大過程を把握することは、火災時に安全に避難できる空間を計画する上で、重要な課題の一つである。本研究では、建築空間における火災の拡大過程に大きな影響を及ぼす放射熱のフィードバックに着目し、縮小模型を用いて可燃物の燃焼および延焼拡大に関する実験を行い、放射熱のフィードバックの影響を定量的に把握した。本研究は、これまで難しかった火災の拡大過程を定量的に予測する技術の確立に大きく貢献するものとして評価された。

2016年日本地震工学会論文賞受賞

主催 日本地震工学会
受賞日 2017年5月19日
受賞技術 見かけ入射角を考慮したスペクトルインバージョン解析法
概要
提案法と従来法による結果の比較

地震動の特性は基本的に震源特性、伝播経路特性及びサイトの増幅特性の積で表現される。しかし従来法の課題として、地震防災上特に重要な震源近傍の振幅が過小評価される傾向があった。これに対し、提案するスペクトルインバージョン法では、伝播経路特性に見かけ入射角(震源と観測点の位置関係から幾何学的に算出される角度)を考慮することで、震源近傍の再現精度が高くなることを検証した。本提案が、今後多くの研究者に用いられることにより、地震動予測の一層の高精度化に寄与すると予見されることが評価された。