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海外留学生紹介

辻 大二郎

■海外留学制度とは

社員を計画的に海外の大学院、研究機関、会計事務所、設計事務所等へ留学させて、海外知識の吸収、国際的視野の養成を図るとともに、経営管理、設計、施工、技術等の諸分野に関する研究を行うために実施しています。

入  社
2002年
最終学歴
工学部 建築学専攻
研究内容
建築材料のライフサイクルにわたった
環境負荷評価手法及びツールの構築
勤  務
技術研究所 建設技術研究部
社  歴
2002年 4月入社 神戸支店作業所→
大阪本店設計部→大阪本店技術部
2003年 4月技術ソリューション本部 建設技術開発部
2004年10月東京本店 東京ミッドタウン作業所
2007年 2月技術研究所 建設技術研究部
2009年 2月デルフト工科大学留学
2010年 9月現職

現在の留学テーマと留学概要

環境負荷を低減できるコンクリートの研究をテーマとしています。コンクリートは社会基盤材料として、無くてはならないものです。そして大量に使用されているが故に、環境に対するインパクトは非常に大きいものがあります。海外における最先端の環境材料開発技術を学び、今後の研究開発に発展させたいと考えています。

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留学先での生活

現地の時間は日本に比べゆったりと流れています。欧州の人々は、個人の価値観で、仕事、家庭、個人の関心事の3つをうまくバランスをとり暮らしていると思います。私もメリハリよく仕事と余暇のオンオフができるよう心がけています。余暇には健康維持のマラソンや周辺の建築物巡りをしたりしています。

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竹中工務店を志願した理由

学生の頃は環境学に興味を持ち、コンクリートのリサイクルをテーマとして勉強していました。竹中工務店は常に最良の品質を持って世の中に大きく貢献することを目指しており、社会を先導していく建設・環境技術力と施工実績を持っていたことから、私もぜひその中で自らの技術を開発して適用・推進して行きたいというのが直接の動機でした。

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現在受けている研修のどのような部分が
今後の業務に活かされると思いますか

EUでは近年諸外国から多くの研究者や技術者が集い、企業や大学間の共同研究開発が活発に行われています。多様性はイノベーションを生み出し、新しい知識を獲得し、知識集約的な産業集積が創られています。もちろん日本の研究内容や技術力の高さは素晴らしいのですが、今は逆に日本にいると知り得なかった各国の研究トピックや新しい技術に直に触れることで、多くの刺激を受けています。研修期間中に培われる経験や各国研究者とのネットワークを活かして、今後の研究と技術開発活動をこれまで以上に多角的にまた効果的に推し進めていきたいと考えています。

人材育成という視点から、竹中の良さをPRしてください

竹中工務店の1年目は全員が寮生活での研修期間を過ごします。同期と過ごす1年間は濃密で、仕事面でもプライベートでもお互いに切磋琢磨して影響を受けあうことで、今後の良き関係を築くことができます。自分次第でここで成長することも、これまでの自分を変えることも可能です。また企業で仕事を進めていくには人と人のコミュニケーション能力が非常に大事であり、この能力も自然と研修期間中に培われることでしょう。近年ここまで人材育成に時間をかけている会社はなかなかないでしょうし、同期の横の繋がりは離れた後もずっと続き、今後のかけがえのない財産になるはずです。

今だから笑える失敗談

工事現場に勤務の頃、躯体工事真っ盛りの頃に大雨で施工中のフロアがプールのようになりました。緊急の排水ポンプ設置のため上司に「ドラム」を持ってきてと指示を受けたので、地下階から半割の大きなドラム缶を階段を使って10フロア近く持ち上げてきたら、大笑いされました。(※ドラムとは巻取り式の電光ドラムのこと)

将来の夢

サステナビリティとは聞こえのいい言葉ですが、現在の「持続可能な」という受動的な意味から「持続させていく」という能動的な意味でシナリオをつくっていく必要があると思っています。どの分野で仕事をしていても個人,企業,社会,地球との関わりの中で必ず考えなければならないテーマです。私は研究開発の仕事を通して、このテーマにチャレンジして実践させたいと思っています。

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学生の皆さんへのメッセージ

多くの情報が氾濫している世の中において、判断や決断ができないことも多いはずです。立ち止まってじっくりと考えることも必要ですが、多くの場合、動きながら考えることが重要です。走りながら考えているうちに答えが見つかることがあります。建築の設計施工とはそういうダイナミックなライブ感の中で育っていく生き物のようなものだと思っています。よく自分の娘を育てて嫁に出す過程にたとえられるように、愛情を込めて手塩にかけた、美しくて賢い建築ができることを信じています。また「やりがいのある仕事につきたい」と学生の就職活動時には誰もが思いますが、浅い経験の中で何がやりがいのある仕事なのか判断することはとても難しいと思います。与えられたものでもまずは目の前の仕事に集中して全力を尽くしていくことが、今後の自分の成長にプラスとなり、自分なりの「やりがい」を見つけ出していく近道になると思います。

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