海外留学生

90カ国の仲間と切磋琢磨。
海外プロジェクトをマネジメントする力を磨く。

那良 幸太郎
(2011年 入社)

PEOPLE DEVELOPMENT

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現在の留学先と留学概要を教えてください

アメリカ・マサチューセッツ州にあるハーバード大学ケネディスクールへ、関西経済同友会フェローとして1年間留学しています。ケネディスクールは「公共政策」分野において非常に有名な行政大学院で、「よりよい国をつくるためのリーダー」を育てています。そのため、学生の多くは官庁出身者が多いのですが、私のような民間企業からの留学生もいます。留学生の出身国は90ヶ国を超え、その比率が全体の半数近くを占める、とてもグローバルな大学院です。一見、建設業とは縁のない世界のように思われますが、ここでは世界トップクラスの組織管理やリーダーシップを学ぶ事ができるので、大規模なプロジェクトで多くの人とモノをマネジメントする技術系の人にとって重要なリソースがたくさん詰まっています。私は現在特に、リーダーシップや日本企業の海外進出について勉強しています。

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留学先での生活を教えてください

【学習面】私の立場は「フェロー」といって研究生に近いものなので、単位や期末試験などはありません。すべて自分でスケジュールを組んで勉強しています。講義については大抵リーディングの宿題が課されますので、日々その宿題をこなし、自分の考えを整理するようにしています。日本と大きく違うのは、大学主催のセミナーが毎日数えきれないほど開催されている点です。しかもその多くが一般公開されているので、自身の知見を深めるために積極的に参加しています。私の所属しているケネディスクールはもちろん、ハーバードの建築大学院やビジネススクール、さらにはMIT(マサチューセッツ工科大学)まで、「迷ったらGO」の精神で足を運んでいます。

【生活面】ケンブリッジ市および隣のボストン市は、アメリカの歴史発祥の地として有名です。休日は友人や家族とゆったりした街の雰囲気を楽しんだり、ハイウェイをドライブして郊外へ出かけたりしています。アジア人をはじめとする外国人も多く治安も良いため非常に住みやすいのですが、日本食が恋しくなることだけは避けられませんね。

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留学生として、どのような部分が今後に活かされるか教えてください

建設プロジェクトは様々な立場の人との連携が必須の仕事です。また、建設現場では多くの職種の作業員がそれぞれの仕事をし、大量の材料や機材が毎日のように搬出入されます。これから建設業のグローバル化が進むにつれ、そのバリエーションはさらに多岐にわたり、複雑になっていくと思います。様々な国・業界の方と共に勉強をし、多様な価値観を醸成することができた今回の経験は、今後の会社人生においてあらゆる面で役に立つと信じています。

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竹中工務店を志望した理由

ものづくりの最前線に立ちたかった私は、スーパーゼネコンの中でもとりわけ長い歴史とブランド力、そして街のランドマークをつくる技術力を持った竹中工務店に入りたいと思い志望しましたが、最終的に決め手になったのは竹中社員の「まっすぐさ」でした。自分たちの仕事に純粋に誇りを持って、当時の私たち就活生に真摯に向き合ってくださったことを今でもよく覚えています。現在入社して6年近く経ちますが、あの頃私が抱いた印象は間違っていなかったな、と仕事中にもよく思います。

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竹中工務店の人材育成

入社してこれまで、新社員研修制度や若手のOJT教育、各種研修などを経験しましたが、特に竹中工務店は年齢・役職・部署の関係なく社員同士がお互いの仕事の様子をよく見る風土が自然と根付いているという印象があります。そのため、仕事で大きな課題にぶつかった時にも、様々な経験と知識を結集して壁を乗り越える強固な結束力があります。また、今回の関西経済同友会プログラムという枠組みでの留学を通して、社内だけではなく社外にも人材育成のためのネットワークを広げている事を身を以て体感しています。竹中工務店は確かに「ものづくり」のプロフェッショナルですが、同様に「ひとづくり」にも努力を惜しまない会社であることは間違いありません。

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将来の夢や目標

入社以来、「いつかは海外の現場で仕事をしたい」という想いが漠然とありましたが、今回の留学はそのための一歩を踏み出す大きな機会になりました。海外のプロジェクトに携わり、利用者や周りの人々、ひいてはその地域を豊かにすることが私の夢です。互いの文化や慣習を理解し合いながら切磋琢磨し一つの作品を作り上げた時、そしてその作品がたくさんの人に愛されている姿を見た時、何にも替え難い感動が待っているのだろうと思います。

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学生の皆さんへのメッセージ

「自分を過大評価しない事、そして過小評価しない事」
これは、私が就職活動をしていた時に心の支えになっていた言葉です。竹中工務店は人を大切にする会社、人を見極める力のある会社です。自分の人生経験を素直に伝えることが、何よりも大事ではないかなと思います。就職活動中は自分の選択が間違っていないか、周りの状況はどうかなど、不安が尽きない日々が続くことと思います。そういう時こそ一呼吸置いて、自分自身を冷静に見つめてください。時には息抜きに遊びに行ったり、信頼できる友人や先輩とゆっくり話をしたりすると、自然と肩の力が抜けて視界が開けてくるかもしれません。みなさんのご健闘をお祈りしています。

最終学歴・経歴

【 最終学歴 】 工学研究科 建築学専攻
【 研究内容 】 載荷履歴を受けたRC・SRC柱の補修後性能について
【 勤  務 】 本社(大阪) 人事室 留学Ⅰ類
【 経  歴 】
2011年 4月 設計部(構造)→調達部→作業所(関西外大中宮ICC)
2012年 4月 大阪本店東部FMセンター(海遊館リニューアル作業所)
9月 神戸支店作業所(日本GT龍野工場→森本倉庫北館→ボルボ・カー神戸)
2014年 4月 大阪本店技術部(計画1グループ→計画2グループ)
2016年 7月 本社(大阪)人事室 留学Ⅰ類