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震災被害調査を設計・施工に反映させています

落下防止金物の効果確認試験

東日本大震災では、関東の建物でも天井に被害が及びました。
右の写真は、天井下地を吊るすハンガー金物の口が開き、グリッド状に組まれた金属の下地がボードごと落下した状況です。
この建物では幸い人的被害はありませんでしたが、このように、下地を吊る金物が弱いと広範囲の天井が落ち、深刻な被害が起きる恐れがあります。これを防ぐため、当社の耐震天井では「落下防止金物」を使うことにしています。
金物としての強度はメーカーが試験していますが、実際の落下防止効果を確認するためには天井が落下する状況を作り出す必要があります。そこで、実際の天井下地を使った試験で確認しました。

天井下地とボードが全て落下した跡

天井下地とボードが全て落下した跡

天井の脱落に関する試験・研究

当社では技術研究所を中心として、天井の耐震性向上・脱落防止のための試験・研究を行っています。そこで得られた知見を日本建築学会に報告し、当社だけでなく、広く共有することを目指しています。
<日本建築学会への報告>
技術報告集応募:「在来工法天井を対象とした地震時の落下に関する研究」

学会大会(2013)発表梗概集
 「在来天井の耐震性に関する研究 その1 せっこうボードと野縁で構成された単純要素 試験体の静的載荷試験」
 「同 その2 複合要素試験体の静的載荷試験」
 「同 その3 ドリリングタッピングねじの挙動とせっこうボード耐力との関係」
 「同 その4 傾斜したドリリングタッピングねじの野縁からの引抜強度」

解析用振動モデル

解析用振動モデル

天井設計・施工のガイドライン

天井脱落防止に関する法改正が2013年5月に公布される予定です。これを受け当社では、天井の設計・施工に関するガイドラインを定めました。
法規制対象となるのは、人が日常立ち入る場所の、高さ6m、かつ面積200m2を超えるような大きな天井です。このような天井に関して、あらかじめ法適合を図ることはもちろん、このガイドラインでは法令の対象外となる天井について、当社の仕様を定めました。これにより、建物の各部屋に関し、お客様と協議しながら採用する耐震仕様を選択することができるようになります。