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あべのハルカス

インフラ・ヴォイド・ストラクチュア


超高層集密都市・あべのハルカスの内部には、交通(人)・環境(空気)の大動脈であり都市のインフラとして機能するヴォイドが設けられています。このヴォイドと構造架構を一体化し、構造体(力)の主要な幹線とすることにより、確実な力の伝達・効果的な地震エネルギーの吸収を実現する革新的な構造システムを実現しました。
高さ300mという国内一の超高層ビル・あべのハルカスは、想定を超える地震や台風の発生時においても高いレベルの安全・安心を実現します。

構造概要

構造概要

スマートATMD


56階に設置したマスダンパーは、単振り子と倒立振り子という2種類の振り子を組合せています。単振り子のみでは8.1mもの吊り長さが必要となるところを、二つの振り子の組み合わせにより2.2m(約70%低減)という短い吊り長さで高さ300mのあべのハルカスの固有周期(5.6秒)と同調します。マス(重り)が揺れと逆方向に移動し、年に数回~十数回程度の頻度の強風時の建物の揺れを約1/2に低減し、高い居住性を実現します。

心棒ダンパー


高層部の変形抑制のために、中央ヴォイドの中に古代五重塔の心柱になぞらえた心棒ダンパーを配置しています。頂部アウトリガーから下へ伸びる心棒は、高層5層分の変形を集約し効率的にエネルギー吸収を図ります。

コアブレース・アウトリガー

中層部のヴォイドを形成するコアブレースにより水平力に対し高い剛性を確保します。建物の奥深くまで光を透過し、快適な内部空間を実現しています。また、コアブレースに接続するアウトリガーにより、剛性をさらに高め、建物の変形を抑制します。


ハイブリッドダンパー


低層部には地震のエネルギーを吸収し、建物の揺れを抑える制振ダンパーが2種類設置されています。
2種類のダンパーによって建物の状況に合わせ、常に安定した制動力を発揮し、揺れを最小化します。