本文へジャンプ
  • お問い合わせ
  • english
  • sitemap

竹中のエネルギーマネジメントシステム I.SEM®(アイセム)

多様なエネルギーデバイスを統合制御して電力システム改革に適合

竹中のエネルギーマネジメントシステム「I.SEM」は、建物の負荷を予測し、設備機器の最適運転を計画することで省エネと省コストを実現します。さらに、蓄電池や発電機、負荷抑制などを組み合わせ、リアルタイムに設備機器を制御することによって、建物が系統から買う電力をコントロールし、電力システム改革によって多様化する割引料金メニューやネガワット電力の取引に対応します。

太陽電池

太陽電池

リアルタイムに電力デマンドを調整する設備システム

リアルタイムに電力デマンドを調整する設備システム

これからのエネルギーマネジメントに求められること

これまでのエネルギーマネジメントは、エネルギーの消費量や機器の動きを見える化して、電力デマンドが契約電力を越えないように、また、効率良く機器が運転されるように管理されてきました。しかし、電力システム改革が進んだこれからのエネルギーマネジメントでは、時々刻々変化するエネルギー単価の中で最も安いものを選び、電力会社からの要請に応じて、電力デマンドを一時的に下げたり、上げたりすることで経済性を高めることが求められます。

I.SEMの機能

I.SEMには、以下の5つの機能があります。

①建物で必要となる電力や熱負荷を予測する
②負荷を処理するために最適な設備機器の運転スケジュールを計画する
③発電機や蓄電池を統合制御して電力デマンド制御に活用し、非常時には電力を供給する
④エネルギー使用量を細分化して見える化する
⑤節電要請に対する執務者一人一人の意思を確認する

I.SEMの監視画面

I.SEMを活用した複数棟でのVPP機能と割引契約の獲得

当社では、東京都江東区にある3つの建物をI.SEMで統合制御し、バーチャルパワープラント(以下、VPP)機能を構築しました。VPPは、電力会社の節電要請に対して、建物が電力消費を指定量、指定時間下げることで、電力会社の持つ発電所と同様に機能する仕組みです。
東京本店、TAK新砂ビル、東陽町インテスの3棟にある空調設備、発電機、蓄電設備をI.SEMを活用してクラウドからリアルタイムに制御できる仕組みを構築しました。東京電力エナジーパートナーにご協力いただき、実証を行い発信された節電要請に対して10分後には3棟で電力デマンドを下げることに成功しました。
I.SEMを活用したVPPは以下の特長があります。

① 「I.SEM」のもつ最適運転計画機能を活用することにより、⽇常は省エネ運転を実現しながら、複数ビルに対する節電要請に
  対しては、各建物におけるその時点の電⼒使⽤状況や蓄電状況、さらには発電コスト等をトータルに勘案した節電方法を選択
② 「I.SEM」のもつリアルタイム制御機能を活用することにより、過不⾜なく節電要請を満足することが可能

この実証を踏まえて、実証を行った3棟は、2017年4月より東京電力エナジーパートナーのデマンドレスポンス契約を締結しました。3棟が統合してVPP機能を有することで電力料金の割引が受けられる契約内容となっています。

竹中が目指す“脱炭素モデルタウン”

当社では2050年の脱炭素社会を目指して“脱炭素モデルタウン”構築に向けた取組みを2016年に開始しました。当社が描く脱炭素モデルタウンは、様々なエネルギーデバイスをもつ建物群が、エネルギーを融通し合い、未利用エネルギーや自然エネルギーなどが無駄なく活用できている効率的で環境負荷を低減したまちづくりです。再生可能エネルギーを始め、排熱や未利用エネルギーを最大限に活用することで2020年に現状に比べて60%、2050年には80%を超えるCO2の削減を目指しています。
現在は、2020年に構築する脱炭素モデルタウンを目指して、次世代エネルギーマネジメントの実証を行っています。コアとなるのは、I.SEMを活用する高度なエネルギーマネジメントです。水素活用システムもエネルギーデバイスとして取り込み実証を開始しました。