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武庫川女子大学附属中学校・高等学校

キャンパスマスタープランの継承

  • 緑豊かなキャンパスとロングライフを実現したレンガタイルの校舎棟
  • 時代を見据えた教育環境の実現と省エネルギー化
  • 半世紀に及ぶ建築主と設計施工者が一体となった維持保全の実施
建物鳥瞰

建物鳥瞰

立学の精神をかたちに

兵庫県西宮市にある武庫川学院は、1939年に創設され、“高い知性、善美な情操、高雅な徳性”を兼ね備えた有為な女性の育成を掲げ武庫川女子大学を中核とする全国有数の女子総合学園として発展しました。附属の中学校・高等学校は、創設者の公江喜市郎の「立学の精神」のもとに、1963年から現在の浜甲子園の地に建設されました。レンガタイルの校舎棟と緑豊かなキャンパスは、50年近い年月を経て周辺地域のランドマークとして親しまれているとともに、学院の精神を継承しています。

時代を先取りしたキャンパス計画

敷地東側に中学・高校の校舎棟を、西側には校庭を設けたプランです。校舎棟は、正門を入った正面右手に学園のシンボルの時計台、その先の校舎棟の中央部分には、中学・高校共用の管理棟、特別教室棟、講堂兼体育館を配置しています。その東側には中学校の教室棟を学年ごとに3棟、西側には高校の教室棟3棟を、独立性の高いクラスター型にプランニングし2階の渡り廊下でつないでいます。教室棟間にはベンチを設置し緑化により、四季を通じて自然光や通風を取り込み、コミュニケーションの場としての環境をつくりだしています。校舎棟の外壁は、耐久性を考えレンガタイルを採用しています。これは今日まで竣工当時の校舎棟の姿を保ちながら、その風合いは、経年と共に創設者のキャンパス緑化の精神を映した豊かな木立の緑と調和しつつ深みを増しています。

教室棟の南面

教室棟の南面

教室棟間の中庭

教室棟間の中庭

時代に相応しい教育環境の実現

学校では情報化対応や時代に応じた教育設備の強化に積極的に取組んでいます。化学実験室や生物実験室などの特別教室には、最新の実習設備を計画的に導入し、一般教室には海外交流校とのテレビ会議システムやIT設備を設置しています。時代に相応しい教育環境への積極的な取組みにより、キャンパスのロングライフを実践しています。その他、教室棟の周辺には図書館、屋内プール、セミナー棟、芸術館などを順次配置し、教育環境が充実しています。

初期の計画において‘環境条件’を考慮した棟配置とし、環境負荷を低減、更に個別空調化や室内温度の中央監視システムの導入を計画的に実施しています。また、自然光照度のセンサーによる室内照明制御へのシステム更新など先進的な省エネルギー対策にも取組んでいます。

教室棟の平面計画

教室棟の平面計画

教室棟の断面計画

教室棟の断面計画

半世紀に及ぶ維持管理体制について

当社は約半世紀、近くに作業事務所を常設しキャンパスの維持保全を計画的に行ってきました。日常保守に加え、長期保全計画に基づく外装タイルの健全度定期調査や耐震補強の実施、夏休み中の各種保全工事や設備機器の更新など、竣工以来のお客様と一体となった維持管理、ライフサイクルサポートを実践しています。

建物概要  
用途 中学校・高等学校校舎
所在地 兵庫県西宮市
竣工 1963年~2000年
建築主 武庫川学院
設計施工 竹中工務店
維持管理者 武庫川学院
建築面積 19,189.70㎡
延床面積 59,618.10㎡
構造/規模 RC造・S造/地下1階、地上4階