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森林サイクルと木材利用

建築分野での適正な木材利用は、CO2排出量削減と森林・環境保全に貢献します。

維持可能な森林サイクル

日本の国土の約3分の2を占める森林には、生物種・生態系を保全する生物多様性維持機能や降雨による水を一定期間保持し、河川の水量を安定化させる水源涵養機能などがありますが、森林が果たす重要な役割のひとつに人々が生活の中で排出する二酸化炭素の吸収機能があります。
日本の森林が光合成によって吸収する二酸化炭素は年間約1億トンと言われ、国内の排出量の8%、自家用乗用車の排出量の7割に相当します。この森林の二酸化炭素吸収機能は、長年の適正な森林管理によって実現されるもので、「植える→育てる→伐採する→植える」の森林サイクルを構築することで維持可能となります。

森林サイクル

建築分野における木材利用

森林の二酸化炭素吸収能力を維持するためには、吸収機能の高い若齢木の比率を高くし、高齢木は伐採して次の世代を担う苗木を植樹しなければなりません。森林サイクルの中で伐採された木材は、経済活動の中で商品として流通し、その対価が森林サイクルを主に担う林業分野に還元されることが必要となりますが、戦後の外国産材輸入量の増加により林業が低迷し、森の担い手が不足することで森林サイクルの継続が困難な状況となりつつあります。
建築分野では、毎年多くの建築仕上げ材料や仮設材として木材を使用しますが、資源循環を視野に入れつつ国内の森林保全に貢献・寄与するために国産材の使用比率を向上させることが期待されています。

建築材料として利用される木材ストック

図 建築材料として利用される木材ストック