DESIGNWORKS_Vol49
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Edit Postscript編集後記本号では、「群をかたちづくる建築」をテーマに、既存の建築に対し、新たな建築を付加していくような計画を特集しています。すでにある文脈の中に、新しい空間をどのような「関係」として挿入していくか、その点に作品の持つ個性が宿っていることがよく分かります。一方、千葉学先生への巻頭インタビューにおいても、コロナ禍という異常な経験を通して、人間同士の新たな「関係」を見出されており、逆にそれが建築の価値をより深く共有することに繋がるのでは、という示唆に富んだ考察を展開されています。日常自体が揺らいでいる今の状況は、新たな「関係」を発見する機会であることに気づかされました。(吉本 晃一朗)

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