Edit Postscript編集後記本号では、「交流を誘発する場の創出」をテーマに特集しています。このような空間は、パブリックスペースというテーマでこれまで多くの取り組みがなされてきましたが、その対象は公共建築のみならずプライベートな空間にまで広がっています。本号の掲載作品からは、それぞれの異なる用途に対してその場所に適した交流の場を作り出していることが見て取れます。橋爪紳也先生をお招きした巻頭インタビューでは、大阪という都市の成り立ちから、エリア全体の「中心」を作っていくことの重要性についてお話いただきました。交流の場を考える際に、その場所に合った中心性(=広場・ストリートの文化)を考え、活性化するアイデアを発見し構築することが設計者に求められることだと改めて気づかされました。(沢田 拓郎)
元のページ ../index.html#35