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取り組み/既存の地下躯体を利用した施工を行いました。

そごう心斎橋店 [大阪]

当社がJV *1で工事を担当しているそごう心斎橋店の建替工事。日本で初めて都市再生特別措置法 *2が適用された同工事は、地下2階・地上14階、売り場総面積は約38,000m2の百貨店の建設です。完成後の建物は、御堂筋と心斎橋筋を繋ぐ幅7mのパサージュと多目的ホール・ギャラリーといった文化交流施設も併せ持ちます。

2002年12月から始まった同工事では、旧そごう百貨店の構造体(地下外壁部分と耐圧盤 *3について、既存部分の健全性を確認した上で、新建物の一部に再利用しました。これにより、既存躯体の解体による建設廃棄物を大幅に削減し、また掘削残土の排出をなくしただけでなく、新たな躯体建設に必要なコンクリートや鉄筋といった資材投入量を大幅に削減することができました。
施工方法の選定に当たっても、既存躯体を最大限に利用しました。具体的には、既存の柱を残した状態で新しい柱や床スラブを構築し、最後に不要となった既存の柱を解体する工法を採用することにより、通常の工法で必要となる仮設の山留め *4や覆工板 *5工事が省略されました。これにより、仮設として地中に埋める鉄骨材の削減(160t)と運搬車両の削減にも寄与しました。このように既存地下躯体を新設建物の一部に再利用するとともに工事においても仮設部材として利用するなどの無駄を省くなど相乗効果を発揮し、通常28カ月程度かかる工期を19カ月にまで短縮、その期間のエネルギー消費の削減にも繋がりました。

『当工事を担当している松岡総括作業所長、近藤所長は、「建設作業所での環境配慮は、川上での対応が特に大切です。計画段階で既存躯体を有効利用することや事前に協力会社に副産物の減量化計画を考えてもらうことなどがさらに効果を高めてくれるからです。」と語っています。』

*1 JV(Joint Venture): 建設共同企業体と呼ばれ、1つの建設工事を2つ以上の建設業者が共同連帯して施工することを目的として、それぞれ一定の割合で出資することにより組織される独立法人格を持たない団体をいう。
*2 都市再生特別措置法:近年の我が国経済社会の構造的な変化、国際化の進展などに対応し、都市の再生を図るために制定された法律。容積率の緩和などが認められる。
*3 耐圧盤:建物の最下部にある床面で、建物の荷重を地盤に伝える盤面のことを言う。
*4 山留め:建物の地下階を造るため、地盤を掘削するが、その際、周囲の地盤の崩壊を防ぐため、矢板と呼ばれる木板などで土留めの壁を造ることをいう。
*5 覆工板:掘削した部分の地下工事を行なうために仮設で作業構台を作るが、建設重機などが乗り入れできるように床に敷く鋼板のことをいう。
PHOTO/完成予想パース
完成予想パース
既存躯体の活用
PHOTO/既存躯体の活用
PHOTO/作業所での環境キャンペーン標語
作業所での環境キャンペーン標語
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