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サステナブル・ワークスの実験場 東京本店 新社屋

「やさしくつかう」を実践中の、先駆的サステナブル・ビル「東京本店新社屋」
イメージ/コンセプトチャート
この新社屋は、従来銀座地区の賃貸ビル3棟に分散していた28の部門組織を統合し、企業としての業務効率と創造性を高めるために建設された。そのオフィスレイアウトには部門の壁を超えてコミュニケーションを活性化し、そのことによって知的生産性の高いコラボレーションを実現しようとする意図がある。







3つのコンセプトから導き出されたオフィスレイアウト
PHOTO
東京本店新社屋は、3〜7階が本社と東京本店が共用するオフィスフロアになっている。フロアは南北に伸びる長方形(約 120m×約34m)で、中央部を「光の運河 」が長軸方向に貫通する。運河はガラスで囲まれた3つの吹抜空間をもち、それらがある種の「室内外界」を形成する。そこから燦々と降り注ぐ太陽光が導入され、自然の風の通り道となる。それらは知的生産にいそしむオフィスワーカーに、心地よい刺激と癒し効果を与えている。運河を挟む両側のレイアウトはシンメトリックで、中央部から壁方向にコミュニケーションゾーン・インタフェースゾーン・ワークステーション・ファイリングサービスゾーンの4ゾーンが並列する。コミュニケーションスペースは活気にあふれ、壁際に共用資料の可動ラックなどを配置したファイリングサービスゾーンは、落ち着いた雰囲気を醸し出している。これは近隣に暮らす人びとに配慮して、外壁の開口部を最小限としたためでもある。ワークプレイスは、業務の連携に配慮した部門配置となった。このレイアウトは、トップの意志である高効率・高品質なワークプレイスの構築、環境負荷の低減、コストパフォーマンスの追求という3つのコンセプトから導かれたものの一つだ。新社屋は現在「やさしくつかう」運用を実践中で、消費電力量その他を検証中であるが、今後どんな運用データが示されるかに多くの関心が寄せられている。
プログラミング手法で「お客様」の要望をゴールに整合させるまで
PHOTO/技術研究所 先端研究開発部事業・市場研究部門 主任研究員 植月 真
このビルは竹中が造り、竹中が利用者となる特殊なケースです。オフィスワーカーをお客様に見立てると、私の立場はお客様と造り手側のほぼ中間に位置する微妙なものでした。私が建設委員会のオフィススペース分科会に所属して、「高効率・高品質なワークプレイスの構築」に向けたプロブレム・シーキングを始めたのは、着工数か月前のことです。これはプログラミング手法の一つで、まずトップからゴールに関する指示をいただき、続いてオフィスワーカーにアンケートを行い、それに基づいてインタビューを重ね、最終的には各部門・各層の要望を分析・整理して、トップの決めたゴールに整合させねばなりません。その過程で各部門と度重なる調整が必要でしたが、最終的には大方の合意が得られました。この作業を通じて得たワークプレイスづくりのノウハウを新しいオフィスづくりを検討されているお客様にご提供したいと思っています。

技術研究所 先端研究開発部事業・市場研究部門 主任研究員
植月 真


*光の運河
イメージ/光の運河
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