• 事業活動と環境
  • 地球環境憲章
  • 環境推進ガイドライン
  • 環境マネジメントシステム
  • 環境会計
  • 活動の経緯
TOP > 環境保全への貢献 > 竹中eレポート2005 > つかう(運用) > 取り組み >

取り組み/「資源循環型住宅技術開発プロジェクト」に参加しました。

当社は、経済産業省委託・補助事業による「資源循環型住宅技術開発プロジェクト」に参加。建設から維持、管理・廃棄処分までライフサイクル全般を見据えた、1)長寿命で、2)リサイクルしやすく、3)エネルギー効率の高い、住宅の技術開発に取り組みました。

同プロジェクトは、建設廃棄物問題への対応や循環型経済社会の積極的な構築を図るため、2000年から5カ年計画で実施されたものです(竹中eレポート2003参照)。プロジェクト全体では、参加企業14社が4つの研究開発グループを組んで24の研究テーマに取り組みました。

当社が幹事を務めるグループは、(株)ソイルリサーチ、東京ガス(株)で構成され、「やさしくつくる」「ながくいかす」「総合マネジメント」をコンセプトに、1)評価・管理指標技術、2)リデュース技術、3)リムーブ技術、4)リサイクル技術、5)ロスフリーエネルギー技術の5分野を取り上げ、「資源循環型構造架構・生産システムの開発」「杭の再利用促進技術の開発」「100%資源循環型長寿命コンクリート技術の開発」「エネルギー有効利用型冷暖房換気・給湯システムの研究開発」など、総合的な視点に立った研究開発を担当しました。

集合住宅では居住性能を高めるために揺れの少ないRC構造が採用されるケースが大半ですが、鉄骨架構のように分離・解体が容易ではなく構成部材の再利用も困難でした。「構造架構・生産システム」はこの問題解決をねらったテーマでした。期中で得られた成果を基に、中低層集合住宅を対象とした「コンクリート充填H型鋼架構(CFH架構)」を技術開発し、積水ハウス(株)と共同で実用化しました。CFH架構とは、H型鋼の凹部分にコンクリートを装着したCFH部材を柱、梁として用いた架構で、接合部を長尺ボルトやPC鋼棒などで締め付けるため組み立てや解体が容易になり、振動性状が良く、部材断面も小さくなり、耐火被覆が省略できる *2などの効果があります。これと免震構造を組み合わせることにより、RC耐震構造に比べ、建設時の資材投入量削減率20%、構造躯体資源再利用率95%以上の当初の目標を達成しました。

また、多量に消費しているコンクリート骨材の採取量や建設副産物の多くを占めるコンクリート塊を削減するため、コンクリートの長寿命化と骨材資源の循環化を可能とする要素技術を開発しました。長寿命化では、乾燥ひび割れを抑制したクラックフリーコンクリートの実現や既存コンクリートを延命化させる技術、循環化では天然骨材と同等の品質を有する再生骨材製造技術の確立など着実な成果が得られました。

このように、同プロジェクトで培った技術、ノウハウは、極めて高い実用可能性を持ち、サステナブル社会における住宅像を具現化するものとして期待されています。今後は、さらなる研究を積むとともに、それらの普及のために積極的な採用、実用化の促進に努め、これらの考え方を定着させるための社会的仕組み作りにも貢献していきたいと考えています。

*1 RC:鉄筋コンクリート
*2 耐火被覆は省略できる:CFH柱・梁(4部材)の耐火認定取得
PHOTO/CFH架橋のイメージ
CFH架橋のイメージ
PHOTO/燃料電池セントラル設置方式制御実証試験装置
燃料電池セントラル設置方式制御実証試験装置
この取り組みの考え方、背景は?

2004年の環境保全活動一覧

グラフ・チャート検索フォーム

ご覧になりたい数値データ、チャート名をクリックすると、すばやく知りたいデータにアクセスできます。