共通価値課題

持続可能な生産活動の
推進と基盤整備

当社が建設活動を通して社会の課題を解決し、社会から信頼を得て持続的に成長し続けるために、品質の確保や災害の防止、地域社会や地球環境への配慮と、建設産業としての基盤整備を進めています。

持続可能な生産活動の推進と基盤整備

方策 3品質つくり込みの仕組みと教育体制の強化

  • 4 質の高い教育をみんなに
  • 8 働きがいも経済成長も
  • 12 つくる責任つかう責任
KPI:

教育計画実施率

実績:

100%(目標:100%)

施工状況を踏まえた設計段階からの「品質つくり込み」

設計施工一貫のメリットを生かし、設計段階から生産部門や主要協力会社が品質確保のためのつくり込みに参画しており、この業務フローを「品質保証体系」として標準化(ISO9001取得)しています。基本設計から作業所長予定者を決定して構工法※1の決定に参画、詳細設計から施工図を主管するプロダクト部も加わって、施工手順や協力会社の施工図情報などを設計図に反映し、施工ノウハウを含めた品質をつくり込んでいます。更に、全プロジェクト※2で活用をはじめたBIMにより、躯体と設備の取り合い、鉄筋の納まりや外装の排水経路など、デスクトップ上で設計段階からの品質確認をはじめています。

  • 構工法:施工や調達などの生産合理性を加味した躯体構造計画
  • 全プロジェクト:受注金額5億円以上の新築・増築・改築プロジェクト
施工状況を踏まえた設計段階からの「品質つくり込み」
品質保証体系図

「 品質つくり込み」教育

品質をつくり込むプロセスを伝承するため、技術実務研修センター「想」で、現物を使った職能別・階層別の教育を行っています。 2018年には、PCa造・鉄骨造・免震装置などを複合したハイブリッド構造、燃エンウッド・CLT※といった木構造の実大モックアップを増設し、最新の構工法にも「見て・触れて・体得」できるプログラムを追加しました。敷地内にCLT宿泊棟も増築し、研修時に森林資源を利用した木造建築への宿泊体験もできるようにしています。

  • CLT:直交集成板(Cross Laminated Timber)。ひき板(ラミナ)を並べた後、繊維方向が直交するように積層接着した木質系材料
「想」のハイブリッド構造実大モックアップ

「想」のハイブリッド構造実大モックアップ

方策 4公衆災害の防止と地域環境への配慮

  • 11 住み続けられるまちづくりを
  • 12 つくる責任つかう責任
KPI:

重大な公衆災害件数

実績:

0(目標:0件)

公衆災害の発生は、第三者や地域社会、お客様へ多大な影響を及ぼします。特に地下工事で大規模な公衆災害が発生しており、当社においては、大深度地下工事に対して、工事計画の事前チェックと施工管理を重点的に実施しています。また、掘削工事は、土砂の搬出ダンプや山留め鋼材の搬入トラックの通行、掘削時の粉塵飛散などが地域環境に大きな影響を与えます。近年は敷地に既存の地下躯体が残っている工事が増えており、BIMや3次元解析を利用して既存躯体の補強や山留めの設計、施工計画を合理的に行い、搬出入車両の削減と安全性向上を実現しています。
また、作業所の仮囲いコーナーにその時節柄のディスプレーを展示するなど、地域の環境や住民の方に配慮した活動を拡大しています。

堅固な既存躯体を利用した地下工事

堅固な既存躯体を利用した地下工事

仮囲いコーナーのディスプレー

仮囲いコーナーのディスプレー

方策 5建設副産物の発生抑制・再資源化

  • 11 住み続けられるまちづくりを
  • 12 つくる責任つかう責任
  • 14 海の豊かさを守ろう
KPI:

新築工事の混合廃棄物排出率(容積比)

実績:

12.4%(目標:17%以下)

2018年の作業所のリサイクル率は、分別の徹底と3R活動※により、95.3(重量比)に達しました。2017年からは混合廃棄物排出率にもKPIを設定し、2018年は分別回収の徹底により新築工事で12.4%まで減少しました。私たちは、今後も更なる建設副産物の縮減にチャレンジしていきます。

  • 3R活動:削減(リデュース)・再使用(リユース)・再生(リサイクル)による廃棄物削減活動

建設副産物削減のための技術開発

地盤改良や山留め工事で発生する汚泥について、最終処分地の不足が問題となっています。当社では、格子状地盤改良(TOFT工法®)の汚泥を敷地土壌と混練することで、耐震性の向上と液状化を抑止する地盤補強材として活用する技術を開発し、更に、格子間隔を合理的に広げることによる、汚泥削減にも取り組んでいます。
また、BIMの設備領域における適用が拡大したため、東京都江東区に配管加工センターを設置し、設備配管のプレカットを行って作業所に搬入することで、端材や残材の発生抑制を更に進めています。

新たなアスベスト無害化・リサイクルの仕組み

改修・解体工事で発生する廃石綿は溶融により無害化できますが、一度の排出量が少ないこと、処理施設が限られることなどから、多くは埋立処分されています。そこで当社は、収集運搬会社と連携し、一時保管施設に集積してから無害化施設に搬出する仕組みを構築しました。無害化の後、スラグは路盤材に、石綿が付着した金属(配管、ダクトなど)は鉄筋に再生され、再利用されています。この活動は、2018年、3R推進功労者等表彰の国土交通大臣賞を受賞しました。

発生汚泥と敷地土壌の混錬・再利用事

発生汚泥と敷地土壌の混錬・再利用

配管加工センターでのプレカット作業

配管加工センターでのプレカット作業

国土交通大臣賞受賞

国土交通大臣賞受賞

方策 6グリーン調達の推進

  • 12 つくる責任つかう責任
  • 13 気候変動に具体的な対策を
  • 15 陸の豊かさも守ろう
KPI:

重点品目9品目以上採用プロジェクト比率

実績:

設計86.9%(目標:86%以上)

施工85.4%(目標:86%以上)

グリーン調達の品目・選定指針・ガイドラインを定め、環境負荷の少ない原材料の調達を、設計・調達・作業所の各段階で推進しています。3層の高断熱ダンボールを平板で搬入し、現地で空調ダクトに組み立てることで、大幅な運搬時CO2を削減する「エボルダン®」や「バーティカル・フォレスト®」、「ECMコンクリート®」など、環境貢献度の大きい自社開発技術を品目に加え、普及を図っています。

樹木対応型壁面緑化システム「バーティカル・フォレスト®」

樹木対応型壁面緑化システム「バーティカル・フォレスト®」

ダンボールダクト「エボルダン®」

ダンボールダクト「エボルダン®」

方策 7健全で魅力的な建設産業の基盤構築

  • 8 働きがいも経済成長も
  • 9 産業と技術革新の基盤をつくろう
KPI:

(設定に向けて検討中)

実績:

竹中マイスター認定者 総数490

(目標:入職支援やマイスター制度などの施策の実施)

協力会社組織「竹和会」との共催で「建設技能体験会」実施

建設業の魅力発信と入職のきっかけづくりの一環で、名古屋支店では、2018年は建築・土木・電気科の高校生167名を招いて体験会を開催しました。「竹中マイスター」の職長などを講師として、鉄筋・左官・配管など10業種のブースで建物が完成するまでの流れを体験していただきました。参加者からは「初めての体験も多かったが楽しめた」、「自分も壮大な建物を作りたい」などの声をいただきました。

名古屋支店「建設技能体験会」

名古屋支店「建設技能体験会」

竹中マイスター制度の拡充

優良な職長や技術者を認定する制度として、資格の新設、有資格者の報奨金増額など段階的な拡充を行い、作業所の活性化と技術者のモチベーション向上を図っています。2018年は、熟練技術者の経験を活かした更なる活躍に期待して、シニアマイスターで65歳を超えた方を対象とした「グランマイスター」を新設しました。

竹中マイスター制度の拡充