
竹中グループの総力を結集!
GREEN×EXPO 2027出展で描くリジェネラティブな未来
GREEN×EXPO 2027 推進室
2027年3月19日の開幕に向け、準備が加速するGREEN×EXPO 2027。
竹中グループは、7社の技術とノウハウを結集し、展示施設「竹中グループ くるくるく(以下、「くるくるく」)」を出展します。コラムでは、プロジェクトメンバーへのインタビューを通して、企画、設計、施工、展示、運営へとつながる挑戦の軌跡を紹介します。
#1は、GREEN×EXPO 2027 推進室。竹中グループの総力をまとめるために結成されたチームです。
プロフィール

岡田 暁子
GREEN×EXPO 2027 推進室 総括リーダー
1992年入社。開発計画本部で都市開発等に携わった後、営業部で営業企画を担当。
現在はGREEN×EXPO 2027 推進室の総括リーダーとして、竹中グループの出展に関わる全体の取りまとめを担う。趣味は旅行。

大日方 淳夫
Village企画リーダー
1987年入社。設計部で経験を積み、ポーランドでの日本大使館・大使公邸の設計に携わる。現在はVillage企画リーダーとして、設計や展示内容の全体調整を担当。
趣味はスポーツ全般、登山。先日は富士山で出展の成功を祈願。

遠山 幸太郎
屋外展示・イベントリーダー
1991年入社。技術研究所で免震・制振の研究に取り組み、その後は研究企画などの業務を歴任。推進室では、グループ各社の環境技術やイベント企画を取りまとめ、来場者にとってわかりやすく、魅力的に伝えるための運営計画を支える。
趣味は旅行、音楽鑑賞、スキー、自転車など。

鈴木 亮次
渉外担当
1992年入社。営業畑一筋。2005年から横浜で、地元企業や地方公共団体など地域に根差した営業を担当。推進室では、社外関係者との橋渡し役としての役割を担う。
趣味はサウナ。
なぜ、GREEN×EXPO 2027に出展するのか
「環境戦略2050」を社会へ届けるプロジェクトが始動
―出展に至った経緯を教えてください。
鈴木
出展への道のりは、横浜支店から始まりました。
2023年の夏、横浜市の都市整備局国際園芸博覧会推進課(脱炭素・GREEN×EXPO推進局の前身)からご相談いただいたことがきっかけです。私は横浜支店で長く営業を担当しており、地域を盛り上げたいという思いもありました。
岡田 企業パビリオンの出展は初めてということもあり、当初は社内でもさまざまな意見がありましたが、竹中グループとして環境への取り組みを発信し、各社の一体感を醸成しようということで、7社で出展することが決まりました。竹中グループには「環境戦略2050」という目標があり、脱炭素、資源循環、自然共生を調和させ、地球の恵みを回復・再生し、創造性豊かに暮らす社会をめざす「リジェネラティブ・ワークス」に取り組んでいます。今回の出展では、こうした環境への取り組みを広く伝えていきたいと考えています。
40以上のアイデアから生まれた「くるくるく」
「脱炭素・資源循環・自然共生」をわかりやすく表現するために
―初挑戦となる出展に対して、どのように検討を進めていったのでしょうか?
大日方
「そもそも何を展示するのか?」から検討をスタートした中で、「環境戦略2050」をテーマとしたグループ内のアイデア募集を行いました。
最終的に40以上の応募があり、どの案も甲乙つけがたかった中で、各チームのアイデアを統合・発展させながら少しずつ形にしていきました。
会期中は、素材の循環をテーマにした「常設展示」、楽しみながら環境について学ぶことができる「イベント」を中心に、「くるくるく」での体験を通じて竹中グループの魅力を感じていただきたいです。
―「くるくるく」、とてもユニークな館名ですね。どのような由来でしょうか?
大日方
常設展示の企画を担う、社内メンバーの考案によるものです。
前から読んでも後ろから読んでも同じ言葉になる回文になっており、循環のイメージを表現しています。花びらが「くるくる」と回りながら大地に舞い降りたような施設形状や、「くるくる」と館内を巡り歩いていただくという意味も込められています。
―なるほど。当初多くのアイデアが集まったと聞きましたが、選定する側も大変そうですね。
遠山 本当に多様な提案がありました。選考の基準としては、第一に出展の目的である、環境戦略の3本柱「脱炭素・資源循環・自然共生」を伝えられているかということ。加えて、実現性が確保できるかという点。もちろん現実的過ぎても面白くないので、来場する方が楽しめるものでなくてはいけない。面白いアイデアはたくさんありましたが、そういったフィルターをかけて厳選していきました。


GREEN×EXPO 2027についてワークショップで議論した様子(2025年1月)
初めてだからこそ生まれた、「機会」と「つながり」
部門・会社の垣根を越えて挑むプロジェクト
―多くの関係者がいる中で、どういった苦労がありますか?
鈴木 一都三県で初開催となる国際博覧会ですので、主催者と出展者が手探りで正解を探すケースもしばしばです。そういった中で、お互いに意見を出し合いながら信頼関係を深められているという良い面もありました。
岡田 今回の出展を通して、本当にたくさんの社外の方たちとご縁を持つことができました。また、グループで一つのことに取り組むという機会が得られたのも、大きな意義を感じています。国をあげてのイベントに参加するという機会は、グループの社員一人一人のエンゲージメント向上につながるとともに、社会に対して、竹中グループのプレゼンスを高めていく第一歩になります。大変ではあっても、それだけの価値がある挑戦だと思います。
大日方
確かに、大変なことが多いです。私たちは建物を設計・施工することには慣れているのですが、今回特に苦労しているのは運営計画です。
たとえば、展示施設には予約が必要なものと、予約不要のものがありますが、「くるくるく」はどうするべきか。予約が必要だとすると、どれくらいの間隔で回していくのか。初めての経験で、日々挑戦です。
遠山 会期中に行うイベントの豊富さが特徴なので、運営については検討事項が多いですね。開幕日から逆算して、それぞれのメンバーと連携しながらハード・ソフト両面での準備に取り組んでいます。
岡田 あっという間に開幕半年前を迎え、日々時間との戦いです。それでも、このプロジェクトで得られる新しい経験は、竹中グループにとって大きな財産になると感じています。
大日方 準備は計画どおりに進んでいますので、どうぞご安心ください。
遠山 乗り越えるべき壁はたくさんあるのですが、関わるメンバーはみんな楽しみながら取り組んでくれています。出展プロジェクトには、社内だけのチームもあれば、グループ会社を含めたチーム、社外の企業や個人を含めたチームもあります。それぞれ初めてのことも多く苦労はあるのですが、来場者に喜んでいただきたいというワクワク感を持って全チームが活動しています。私自身も、関わる全ての人たちが楽しめる展示施設にしていきたいと思っています。
大日方 さまざまなメンバーと共にプロジェクトを創り上げる中で、たくさんの発見や学びがあります。それぞれに専門性や強みがある中で、世代、部署、グループ各社の壁を越えて協力することができる、素晴らしいチームだと感じます。
アイデア、技術、つながる力
「くるくるく」で体感する竹中グループの底力
―来場者の皆さんに注目していただきたいポイントや、今後の意気込みを教えてください。
大日方 資源循環に注目してほしいです。展示施設では、資材のトレーサビリティを厳密に行っています。わかりやすいところでいえば、建物の柱と梁に使われている単管パイプ。工事現場で仮設の足場などに使われる資材です。実際に工事現場で使われていた単管パイプを、「くるくるく」の建築資材として活用し、会期が終わった後は別の現場で再利用する予定です。このように、資材の再利用率99パーセント以上を目標としています。また、自分の手でものづくりをする楽しさも体験していただきたいですね。特にお子さんや若い方に、建築の面白さが伝えられたらと思います。AIやVRが普及する時代だからこそ、価値のある体験になるはずです。
遠山 「くるくるく」は草屋根を単管で支えるといった特徴的な展示施設なので、見た目もインパクトがあると思うのですが、外観や展示を見ていただくだけでなく、イベントにもぜひ参加していただきたいです。私が今担当している屋外展示、展示施設内のイベントスペースでは、多種多様なイベントを開催します。小さいお子さまから大人まで、さまざまな体験型のイベントを計画していますので、どれも楽しみながら学んでいただけると思います。
鈴木 私が見てほしいポイントは、非常に抽象的にはなりますが、今回の展示を通しての「竹中グループの底力」です。今回のプロジェクトでは、特に若手のパワーを実感します。「竹中グループが総力をあげて環境戦略を形にすると、こういうものができるのだ!」と胸を張ることができるものができあがっていると思います。そして、全員が笑顔になれる空間になることを願っています。
岡田 今回の展示では、建築や技術といったハード面だけでなく、チームワーク、ホスピタリティといった、グループの総合力にも注目していただきたいです。会期中は社員のボランティアも入りますので、おもてなしの姿勢も感じていただけるとうれしいです。展示では、竹中グループの「リジェネラティブでウェルビーイングな未来へ」という環境戦略を、わかりやすく表現したつもりです。「くるくるく」での体験をきっかけに、「自分にもできるリジェネラティブとは何だろう」と考え、そのヒントを持ち帰っていただけたらうれしいです。

リジェネラティブでウェルビーイングな未来へ:自然の働きを取りもどし、よりよい幸せな未来につなげていく考え方