ブックタイトル竹中技術研究報告書No70
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竹中技術研究報告書No70
竹中技術研究報告No.70 2014TAKENAKA TECHNICAL RESEARCH REPORT No.70 2014Fig. 9藻類利活用施設のシステムフロー(参考文献2)をもとに作成)System flow of a facility for seaweeds utilization3.3洋上プラットフォーム施設の検討上記の3.1および3.2の施設を上載するプラットフォーム施設については1km×1kmの規模を想定し,着底式と浮体式のプラットフォームについて,構造的な成立性の検討を含めて概念設計を行った。設置する海域は,沿岸,湾内,外洋の3種類を想定することとし,設計外力の算定に必要な波高等の環境条件のデータは,それぞれ博多湾,富山湾,隠岐の海域条件を参考とした(Table 8)。設計寿命は50年とした。概念設計を行った藻類培養・利活用を上載した洋上プラットフォームの外観をFig. 10に示す。プラットフォーム上には,藻類の培養および利活用に必要な電力,蒸気,給排水等のユーティリティー施設も整備することを想定した。このうち電力については,藻類培養施設および藻類利活用施設の昼間・夜間のデマンドを考慮したうえで風力発電30MW,太陽光発電4MWに所定量の充電池を設置して供給することを想定した。藻類利活用施設および管理棟の一部で必要となる蒸気は,バイオマスボイラーをプラットフォーム中央部甲板の下部に設置して供給することを想定した。これらの上載荷重は,想定した建屋の種別に応じて29.4kN/m(2利活用施設倉庫棟)~49.0kN/m 2(利活用施設工場棟)を設定した。風車に関しては質量を400t(上載荷重3920kN)と設定した。さらに浮体および上載施Fig. 10藻類培養・利活用を上載した洋上プラットフォームの外観設は,電気防食や重防食塗装を行うこOverview of an offshore facility for seaweeds cultivation and utilizationとも想定した。68