ブックタイトル竹中技術研究報告書No70
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竹中技術研究報告書No70
竹中技術研究報告No.70 2014TAKENAKA TECHNICAL RESEARCH REPORT No.70 20141)Table 12ポンツーン型浮体の動的応答の検討結果Analysis results of dynamic response on pontoon type buoyant body structureモデルの種類培養槽配置培養槽平行配置培養槽卍型配置基本モデル発生応力=1152 MPa設置可能海域の波高=1.1m発生応力=544MPa設置可能海域の波高=2.4m補強モデル発生応力=924 MPa設置可能海域の波高=1.4m発生応力=545MPa設置可能海域の波高=2.4m培養槽甲板上モデル発生応力=371 MPa設置可能海域の波高=3.5m-生け簀モデル発生応力=796MPa設置可能海域の波高=1.6m-ポンツーン型浮体構造の動的応答に関する検討結果をTable 11に示す。本検討ケースでは,培養槽を卍形に配置した構造で2.4mまでの波高,培養槽を甲板上に設置した構造で3.5mまでの波高に耐えることが確認できた。この波高はTable 8の沿岸型や湾内型の波高より小さいが,消波ブロック等を適切に設置することにより対応は可能であると考えられる。セミサブ型に関しては,ポンツーン型浮体のように上部デッキを切り欠いて培養槽を設けると剛性が著しく低下するため,上部デッキ上に培養槽を設けるFig. 12(c)の下部構造がセミサブ型のものを想定して検討を行った。検討の結果,培養槽を並行配置にした条件で,発生応力は76MPa,設置可能海域の波高は16.3mとなり,Table 8の外洋型の波高でも耐える構造であることが確認された。浮体式プラットフォームの係留方式としては,カテナリー係留およびドルフィン・フェンダー係留の2種類を検討した結果を加味し,設置海域ごとに適したプラットフォームの構造としてはTable 12のようにまとめた。代表的な構造として,湾内型の設置海域にポンツーン型の浮体とカテナリー1)Fig. 13ポンツーン型浮体+カテナリー係留の例係留を組み合わせた例をFig. 13に示す。A combination of pontoon floating structure and catenary mooring構造形式着底式プラットフォーム浮体式プラットフォーム1)Table 13設置海域ごとの構造形式の適用性Availability of platform structure type on each offshore position設置海域沿岸型水深=17m波高=5.7m湾内型水深=70m波高=5.4m外洋型水深=190m波高=8.7m重力式○××杭式◎××ジャケット式△△×浮体ポンツーン型浮体○○×構造形式セミサブ型浮体×◎◎係留方式71