主な社外表彰:2018

第30回技術研究発表会 情報部門「優秀賞」

主催 アーバンインフラ・テクノロジー推進会議
受賞日 2018年11月16日
受賞技術 電力線通信を用いた建設現場ICTインフラ構築技術の開発
概要

高層階や地下階等、キャリア通信の電波が届かない建設現場においてICTを活用するために、PLC(Power Line Communication:電力線通信)を用いてネットワーク環境を簡易に構築する手法を開発した。独自のフィルター技術によって電源ノイズの影響を低減し、建設現場において十分な通信速度が得られるようにした。また、PLCやWi-Fiの機器を組み込み、設置するだけでネットワークにつながる”IoT分電盤”を開発中である。

開発したシミュレーション技術およびフィルター技術の効果

2018年日本建築学会賞(技術)

主催 一般社団法人 日本建築学会
受賞日 2018年5月30日
受賞技術 調湿・放射パーソナル空調システムの開発と普及展開による省エネルギー・快適空間の創出
概要

本技術は、放射・対流・物質移動(水分移動)を調整可能な空調システムを実現するための研究開発を2005年より継続的に行い実現したものである。気流感が少ないことを特徴とした放射冷房を基盤とし、執務者の状況や好みに応じて気流感を調節できるパーソナル気流ユニットを併用することで、より温熱満足度の高いオフィス空間を創出することを可能としている。さらに、ZEB(ゼロ・エネルギービル)を指向した建築が増えるに従いオフィス機器や照明などからの室内発熱が減少傾向にある中、デシカント空調を併用することで、温度・湿度を個別に制御でき、多様な嗜好の執務者の好みに応じた環境を提供可能としている。
放射冷房やパーソナル空調、デシカント空調といった個別技術を巧みに組み合わせ、本開発コンセプトを実現するために独創的な技術・商品群を開発した。周到な検証によってその効果の評価を実施し、システムラインナップを充実させることで、19件もの実施物件に展開した点に加えて、人工気候室における実験や、実施物件における検証結果等の学会発表による学術的な貢献、セミナーや展示会等にてコンセプトの普及活動を実践して、広く社会に発信するなど技術の普及活動に努めている点が評価された。

2018年日本建築仕上学会 学会賞(技術賞)

主催 日本建築仕上学会
受賞日 2018年5月22日
受賞技術 有機系下地調整塗材と外装タイル接着剤張り工法の開発
概要

本開発工法(トータルフレックス工法®)は、セメントモルタルよりも伸縮性の高い有機系下地調整塗材と外装タイル張り用有機系接着剤を用い、コンクリート面の下地調整塗材とタイル張付け材全体を弾性材料で構成することでタイル張りの剥離・剥落を防止し、耐久性と地震時の剥落安全性を高めたタイル張り技術である。有機系下地調整塗材を業界で初めて開発し、標準化(日本接着剤工業会規格 JAI-18)されたこと、有機系下地調整塗材を用いたタイル接着剤張りについて、工法として確立し、タイル張り仕上げの品質向上、耐久性向上に寄与したこと、さらに本工法が先鞭となって業界内で追随が進み、ビル建築への本格的な普及に繋がったことが評価された。

「トータルフレックス工法®」の概要