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震災被害調査を設計・施工に反映

落下防止金物の効果確認試験

近年の地震で天井の被害が数多く報告されています。
右の写真は、天井下地を吊るすハンガー金物の口が開き、グリッド状に組まれた金属の下地がボードごと落下した状況です。
この建物では幸い人的被害はありませんでしたが、この事例のように、下地を吊る金物が弱いと広範囲の天井が落下し、深刻な被害が起きる恐れがあります。これを防ぐため、当社の耐震天井では「落下防止金物」を使うことにしています。
金物の強度はメーカーが試験していますが、落下防止効果を確認するためには、金物だけでなく天井と組み合わせた状態で試験を行う必要があります。そこで下記の装置を用いて、実際に用いられるのと同じ天井下地を使った落下試験を行い、その安全性を確認しました。

天井下地とボードが全て落下した跡

天井下地とボードが全て落下した跡

天井の脱落に関する試験・研究

当社では天井の耐震性向上・脱落防止のための試験・研究に力を入れています。得られた知見は当社の設計・施工に活かすに留まらず、日本建築学会への論文投稿を通じて広く社会への共有を図っています。

解析用振動モデル

解析用振動モデル

天井設計・施工のガイドライン

天井脱落防止に関する国土交通省告示が平成26年4月1日に施行(平成28年6月1日改正施行)されました。これを受け当社では、天井の設計・施工に関するガイドラインを定めました。
告示の規制対象となるのは、人が日常立ち入る場所で天井高さ6mかつ面積200m2を超えるような大きな天井で、天井の単位面積質量が2kg/m2を超える場合(特定天井)です。特定天井の法適合に加え、当社ガイドラインでは、告示の対象外となる天井についても仕様を定めています。これにより、建物の部屋毎にお客様と協議しながら採用する耐震仕様を選択することができます。