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大阪駅の正面、地上130mの象徴性の高いオフィスタワーである。1992年6月に着工したが、その後の経済情勢の急変により'93年に工事を中断、約8年振りに工事を再開した。この間、事業計画の変更、兵庫県南部地震を契機とした安全面の視点の変化、IT化の進行、環境対策など、ニーズの大幅な変化により計画を全面的に見直し、「優しさ・信頼性・先進性を追及した新しい時代に対応する建物」をコンセプトに取組んだ。
最大の特徴は、超高層オフィスビルでは世界初の中間層免震の採用である。「ハイブリッド免震システム」を地上18mの人工台地上に設置。新規開発の免震エレベーター、氷蓄熱槽を利用した制振装置などにより、人・モノ・建物の安全性の向上と風揺れを軽減した。免震システムの採用で、先行地下躯体に伝わる地震応力が低減されると共に、上部計画の自由度が向上し、効率的で機能的なオフィスが実現した。セキュリティー対応技術による高い安全性、窓際の環境改善空調システムによる快適性、氷蓄熱+VCS+躯体蓄熱による省エネルギー性を追求した。形態は敷地の特性である駅前からの強い軸性・中心性、また中間層免震による上下二層の動的な均衡の空間構成を形態の上で直截に表現した。
施工では、免震装置の性能を発揮させるため、製品の品質・据付け精度の確保、20tのリニアスライダー12基を支えるメガ架構鉄骨の計画・精度管理、建物上載荷重による変異予測等、様々な難題をクリアーし、2001年6月にその作動確認を公開試験で行い、多くの見学者に披露した。
作業所運営のIT化や、カーテンウォールの2スパン大型ユニットの開発をはじめとする数々の工法により、品質・安全・効率向上を追及し、111万時間無事故無災害を達成した。また先行地下躯体改造における無震動無騒音施工等の環境配慮や、分別収集・建設副産物低減の徹底により、「おおさか環境賞」に輝いた。
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超高層オフィスビルとしては世界初の中間層免震を採用
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3階のオフィス・エントランスへはエスカレータで導かれる
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先進的な空調システムにより省エネルギーを追及した |
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