簡単に搬送できる新視覚シミュレーター「visiMax® Mobile」を開発~建築VR(バーチャルリアリティ)プレゼンテーション表示装置のラインアップ化により、お客様プレゼンテーション時の訴求力強化を図る~

2014年1月15日
株式会社竹中工務店

竹中工務店(社長:宮下正裕)は、設計段階において、お客様が建物内部・外部の様子をVR(バーチャルリアリティ)で体感できる可搬型の広視野角視覚シミュレーター(模擬装置)「visiMax Mobile(ビジマックス モバイル)」を開発しました。
当面は当社営業案件のお客様提案の場において積極的に活用し、プロポーザルの訴求力を高めて、他社との差別化を図っていきます。

当社では、世界初の可視化ツールである「visiMax(ビジマックス)」を使った固定型のプレゼンテーションシステムを開発し、多くの実績を重ねてきました。
固定型・可搬型にかかわらず「visiMax」を効果的に活用するには、映像表示技術とそこに表示されるコンテンツの制作技術やノウハウが重要です。

当社では他社に先駆け、三次元ゲーム技術※1を使ったVRプレゼンテーション技術も実務に適用しています。さらに、新たな三次元ゲーム技術※2を利用し、簡便かつスピーディーな建築VRプレゼンテーションのコンテンツ制作手法も構築しており、建築や開発計画の、意匠・施工計画・都市計画などの幅広い対象のプレゼンテーションに際し、三次元ゲーム感覚の自在な視点移動による理解しやすい説明ツールとして様々な活用が期待できます。

  • ※1米エピック・ゲームズ社の「UNREAL® Development Kit」
  • ※2米国ユニティーテクノロジー社の「UNITY®
visiMax Mobile(ビジマックス モバイル)の外観
visiMax Mobile(ビジマックス モバイル)の外観

■「visiMax Mobile」の特長

  1. 1.コンパクトで軽量
    最新の映像投影機器と画像生成技術を採用し、従来の固定型「visiMax」と同等程度の性能を持ちながらも、重量50㎏・スーツケース3個に収納可能と大幅な軽量化・コンパクト化を実現しました。
  2. 2.可搬で、準備・撤収が簡易
    訪問先へは、2名で一般車両やタクシー等で搬送可能です。投影準備作業も15分程度、撤収も10分程度で簡単に完了できます。
  3. 3.投影スペースは4m四方で十分
    4m四方の床スペースがあれば、自立・自動展開方式のエア・ドーム・スクリーンにより短時間で理想的な投影環境を準備できます。また、一般的な会議室の内壁3面(コの字型の白い壁3面)への魚眼投影により、「visiMax」最大の特徴である“空間没入感”を発揮することが出来ます。

■「visiMax Mobile」の構成機器・ソフト

  1. 通常は平面上に結像する透視図(パース)を、三次元曲面上に歪みなく高速で作画するための自社開発“映像生成ソフトウェア”。
  2. 球面スクリーン等に超広角度・高解像度で投影できる特殊な“魚眼プロジェクター”。
  3. プレゼンテーションの表示時に高速の三次元グラフィックス処理が可能な“高性能ノートPC”。
  4. 直径4mの専用小型軽量完全遮光エアドームの開発により実現した“可搬型曲面スクリーン”。
  5. コンテンツ制作用のPC。

■「visiMax Mobile」の仕様

大きさ 直径4m 高さ3m
重量 50kg
電源 100v