人と地域を未来へつなぐ「聴竹居」
Feature
人と地域を未来へつなぐ
「聴竹居」

実験住宅の集大成

「聴竹居」は、竹中工務店に在籍していた故・藤井厚二が、1928年に京都府 大山崎町に建てた自邸です。
日本の気候風土と西洋的な空間構成を融合させた近代住宅建築の名作と位置付けられています。

日本の気候風土に合わせて自然の力を巧みに利用することで、環境との共生を図ると共に、日本人のライフスタイルに西洋的な空間構成を融合させた藤井の研究の集大成といわれる作品です。

「聴竹居」
「聴竹居」
「聴竹居」
「聴竹居」
「聴竹居」

建築家、藤井厚二について

建築家、藤井厚二について

藤井は、『一番身近な建築・住宅の理想形は、真に日本の気候・風土にあった、日本人の体に適している建築・住宅である』という考えのもと、日本の気候風土に適合した住宅の在り方を考察するために、自邸を実験住宅として建てていきました。
「聴竹居」でも様々な試みが行われています。
例えば、屋根裏を利用した換気や地下から冷気を取り込む仕組みなど、自然風の活用が試みられ、日本の夏を涼しく健康に暮らす工夫がなされています。
また窓や仕切りに円形のデザインを用いることで、視覚的に空間を楽しませる構成に仕上げられています。

施設の公開と大山崎町・地域との連携

聴竹居は、「一般社団法人聴竹居倶楽部」を通じて施設を公開しています。見学者には地元の方を中心に構成されているスタッフが建物をご案内します。見学を希望される場合は、以下聴竹居倶楽部のホームページ(下記URL)の「問い合わせ先」から アクセスください。見学日は水、金、日曜日で、完全予約制となっております。

聴竹居がある大山崎町は、天王山を背後に、木津川・宇治川・桂川の三川が合流し 淀川になる雄大な景観があります。また町内には、千利休の茶室で国宝の「待庵(たいあん)」、アサヒビール大山崎山荘美術館や重要文化財の「宝積寺(ほうしゃくじ)」などがあり、近世・近現代建築の宝庫といえます。
今後、「聴竹居」が所在する大山崎町や地元住民とより一層の連携・協力を図り、見学会やイベント等の開催や当社グループ社員による研修等での利活用、さらに歴史的建築物の保存活用に関する研究等、地域と一体となった建築文化の発信に努めて参ります。

「一般社団法人聴竹居倶楽部」の地元ガイド並びに関係者の写真
「一般社団法人聴竹居倶楽部」の地元ガイド並びに関係者の写真

「一般社団法人聴竹居倶楽部」の地元ガイド並びに関係者の写真

公開イベント時の関係者によるガイド風景

公開イベント時の関係者によるガイド風景

「一般社団法人聴竹居倶楽部」関係者

「一般社団法人聴竹居倶楽部」関係者

後世に遺し、地元と一体となった保存活用に向けて

当社は、聴竹居を地域の方々と一体となって適切に維持管理することで、後世に遺し、また大山崎町や地元住民と連携・協力を図って、保存・活用していくことが、当社グループが掲げるCSRビジョン「サステナブル社会の実現を目指す」にもつながると考え、2016年末に聴竹居を取得しました。
なお、重要文化財に指定されたことから、今後、施設の保存修理と維持保全活用について、文化庁、京都府、大山崎町などと協議、指導を仰ぎながら順次進めていきます。

後世に遺し、地元と一体となった保存活用に向けて
後世に遺し、地元と一体となった保存活用に向けて