Steel Ivy ®工法(スクエアタイプ)
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Steel Ivy®工法
(スクエアタイプ)
Solution
旧耐震基準のビルを
“強く”、“美しく”

大阪にある「ニッケ四ツ橋ビル」は、1973 年竣工、築40年以上の旧耐震基準で建てられた10階建てのテナントビルでしたが、当社の「Steel Ivy工法(スクエアタイプ)」によって強く・美しく生まれ変わり、不動産としての競争力強化に成功しました。

施工前

施工前

施工後

施工後

巨大地震の発生が懸念される昨今、テナントビルの価値には耐震性も考慮されます。
「テナントとしての競争力を強めたい」というお客様の狙いから、同ビルは耐震補強に着手。大通りに面した建物のBCP対応(※)とファサード更新の取り組みとしてSteel Ivy工法を採用し、外観も美しくリニューアルしました。繊維業を営むお客様の事業とリンクする布を織りなすような美観に優れた外観と耐震性能の向上を実現しました。

BCP(Business Continuity Plan)
災害などが発生した際、重要業務が中断しないこと。万が一、事業活動が中断した場合でも、目標復旧時間内に重要な機能を再開させ、業務中断に伴うリスクを最低限にするために、平時から事業継続について戦略的に準備しておく計画。

旧耐震基準のビルを“強く”、“美しく”

技術概要

技術概要

本工法では、既存躯体(梁)の外部に補強(RC)梁を接続し、さらにその外側に補強S柱を設け、強固な外郭フレームを形成します。(図1)
既往の耐震補強工法と比較し、本工法の利点として

  1. 耐震性を向上させると同時に外観デザインによる建物の魅力再生を図れる
  2. 外郭補強フレーム補強のため補強後の建物内部や外周部近傍の使用性への影響がほとんどなく、建物を使用しながらの施工が可能である*ことが挙げられます。(表1)
表1 耐震補強比較

当該工法の適用については、建物の耐震性能と構造の現況を調査した上で提案させていただきます。

南海地震・東南海地震など、巨大地震の発生が懸念される中、短期間で、既存建築物の耐震性を向上することが急務になっています。「Steel Ivy工法」の性能証明取得により適用建築物が建築物耐震評価を受ける際の審査が簡略化されるため、審査期間の短縮が可能となり耐震補強完了までの工期短縮につながります。

建物概要

建物名 ニッケ四ツ橋ビル
建築主 日本毛織株式会社
建築用途 貸事務所
規模 地上10階 搭屋3階
敷地面積 883.53㎡
延床面積 7,523.92㎡
最高高さ GL+31.59m(搭屋除)
構造種別 RC造、杭基礎

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